マルコ・ボットは104期訓練兵団に所属していましたが、所属兵科を選ぶ直前で死亡しました。
「進撃の巨人」77話「彼らが見た世界」より/諌山創
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マルコ・ボットとは
- 名前:マルコ・ボット
- 年齢:15歳?(850年当時)
- 性別:男
- 生年月日:6月16日/不明
- 身長:178cm
- 体重:70kg
- 状態:死亡
- 所属:訓練兵団
- 初登場回:2話「その日」
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104期訓練兵団に入団
「進撃の巨人」15話「個々」より/諌山創
「憲兵団に入り!」
「王にこの身を捧げるためです!!」
マルコ・ボットは104期訓練兵団に入団、憲兵団に入り王のもとで働くことを夢見る少年でした。
訓練兵としての儀式の場で上のように語るマルコの姿が登場しています。
しかし教官には
「進撃の巨人」15話「個々」より/諌山創
「……」
「そうか…」
「それは結構なことだ」
「目指すといい…だが」
「王きっとお前の心臓なんぞ欲しくない」
と手厳しい言葉をもらうのでした。
憲兵団を目指している者はマルコの他にジャン・キルシュタイン、コニー・スプリンガー、アニ・レオンハート、ベルトルト・フーバーなどがいました。
その中で特にマルコは忠誠心の高さが際立っています。
「進撃の巨人」3話「解散式の夜」より/諌山創
「王の近くで仕事ができるなんて…光栄だ!!」
内地が安全だからなどという理由ではなく、マルコは本気で王の近くで働けることが光栄だと感じていたようです。
「進撃の巨人」3話「解散式の夜」より/諌山創
ジャン:「まだ お利口さんをやってんのか マルコ…」
マルコ:「ぶッ!!」
ジャン:「言えよ本音を」
「内地に行けるからだろ?」
現実的な考えのもと憲兵団を目指しているジャンとはかなり意見に違いが見られます。
「進撃の巨人」15話「個々」より/諌山創
マルコ:「…みんな もう質問はよそう」
「思い出したくないこともあるだろう」
訓練兵初期に周りの子たちがエレンに巨人の様子を聞いていたとき、エレンの様子の変化に気づいたマルコは気を使います。
正直者で穏やかで優しい人柄の青年に見えます。
マルコ:「まぁ…皆ケガも無く試験を終えられてよかったじゃないか」
エレン:「……」
「なぁマルコ?」
「お前は一番に目標見つけても他に譲ってるように見えたんだが…」
「憲兵団になりたいんだろ?」
「得点が欲しくないのか?」
マルコ:「うーん…」
「技術を高め合うために競争は必要だと思うけど」
「どうしても…実戦のことを考えてしまうんだ」「進撃の巨人」18話「今、何をすべきか」より/諌山創
「一番遅い僕が注意を引いて他の皆に巨人の後ろを取らせるべきだとか」
「今回の殺傷能力を見る試験じゃ意味ないのに…」
「憲兵団にはなりたいのにな」
「ずっと憧れてたから」
巨人を殺す訓練でマルコが他のみんなに敵を譲っているように見えると言うエレン。
それでも実戦では自分が気を引いてみんなが巨人を仕留める方が上手くいくと考えているマルコ。
このやりとりからわかるのはマルコの賢さと実直さです。
訓練で自分が高得点を取ることよりも実際に巨人との戦闘で生き残る方を優先しているということなので、かなり賢いですし全体が見えているなと思えますよね。
エレンはそんなマルコに言います。
「進撃の巨人」18話「今、何をすべきか」より/諌山創
エレン:「なるほどな…つまりお前は根っからの指揮役なんだよ」
マルコ:「え?」
エレン:「適役だと思うぞ?」
「そういう効率的な考えとか よく気が回る所とか…」
「オレならお前が指揮する班に入りたいね」
エレンにつづいてサシャやジャンもマルコの班に入りたいと言います。
そしてジャンと二人になっときマルコは彼に伝えます。
「進撃の巨人」18話「今、何をすべきか」より/諌山創
マルコ:「僕はジャンの方が指揮役に向いてると思うな」
ジャン:「オレが?冗談だろ?」
「勇ましくなんかねぇぞ?」
「何でそう思うんだ?」マルコ:「うーん」
「進撃の巨人」18話「今、何をすべきか」より/諌山創
「怒らずに聞いてほしいんだけど…」
「ジャンは…」
「強い人ではないから」
「弱い人の気持ちがよく理解できる」ジャン:「…何だそりゃ」
マルコ:「それでいて現状を正しく認識することに長けているから」
「今 何をすべきかが明確にわかるだろ?」
「まぁ…僕もそうだし大半の人間は弱いと言えるけど…」
「それと同じ目線から放たれた指示なら」
「どんなに困難であっても切実に届くと思うんだ」
マルコはジャンの方が指揮役に合っていると、これもまた本心から言っています。
トロスト区防衛戦ではこの言葉が的中したかのようにジャンの指示でピンチを切り抜ける場面が描かれました。
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トロスト区防衛戦&奪還作戦
トロスト区防衛戦

「進撃の巨人」9話「心臓の鼓動が聞こえる」より/諌山創
トロスト区防衛戦では立体起動のガスの補給所に群がった巨人たちを倒すために力を合わせました。
アルミンが自分の作戦に自信を持てないなかマルコは「もう これ以上の案は出ないよ」と作戦を実行するよう言います。
「進撃の巨人」9話「心臓の鼓動が聞こえる」より/諌山創
マルコ:「落ち着け…まだ十分に引き付けるんだ!!」
アルミンらとともにライフルを用い巨人たちから視界を奪います。
そこで斬撃能力の高い7人が巨人を仕留めるという作戦です。
一人の死傷者も出さず作戦は見事成功しました。
トロスト区奪還戦
「進撃の巨人」12話「偶像」より/諌山創
ピクシス:「巨人と化した彼は前門付近にある例の大岩を持ち上げ」
「破壊された扉まで運び穴を塞ぐ!!」
エレンが巨人の力で他の巨人を殺したことを知ったピクシス司令はエレンを使ったトロスト区奪還作戦を決行。
作戦ではエレン巨人に他の巨人を近づけさせないため多くの兵士が巨人を引き付けるためのおとりになりました。
死人も出ています。
作戦のあとは伝染病などの二次被害を防ぐため死体を回収する必要がありました。
「進撃の巨人」18話「今、何をすべきか」より/諌山創
ジャン:「お前…」
「マルコ……か……?」
ジャンがそこで見つけたのがマルコの遺体。
「コイツに限って…ありえねぇ」と一人呟くジャンでしたが、それは紛れもなくマルコ・ボットでした。
しかしマルコが殺されたところを誰も見ていないということがジャンには腑に落ちなかったようです。
マルコ死亡の真相
マルコ死亡の裏には信じがたいストーリーが…。
しかし同期でそれを知っているのはたった3人だけ。
トロスト区奪還作戦が進行しているなか、ライナーとベルトルトが二人きりで話をしている場面がありました。
ベルトルト:「あれで穴を塞ぐなんて…」
「無茶な作戦だ…エレンが食われるかもしれない」
「もしそうなれば何もわからないままだ」ライナー:「あぁ…いざとなったら俺の巨人で何とかするしか無さそうだ」
そこにちょうどやってきたマルコ。
「進撃の巨人」77話「彼らが見た世界」より/諌山創
マルコ:「オイ…二人共…」
「一体…何の話をしているんだ?」
「『俺の巨人』って何だよ ライナー?」
「『せっかく空けた穴』って言ったのか?ベルトルト?」
バカ言ってないで作戦に集中しろ、エレンから巨人を離れさせろとマルコは言ってから、二人から距離を取ります。
マルコが立体起動で移動していると後ろから何者かがぶつかってきました。
「進撃の巨人」77話「彼らが見た世界」より/諌山創
ライナー:「マルコ…」
「お前は察しが良いから…ダメなんだよ」
ライナーがマルコの体を押さえつけて動けないようにしています。
そこにアニが来てマルコは彼女に助けを求めます。
しかしアニは…。

「進撃の巨人」77話「彼らが見た世界」より/諌山創
アニはライナーからマルコの立体起動装置を外すよう言われ一度は拒みますが、故郷で待つ父親のこととコニーを救ったことを話に出され結局指示通りやります。
「進撃の巨人」77話「彼らが見た世界」より/諌山創
マルコ:「うわぁあ…」
「やめろおおおおおお」
「アニ!?」
「やめてくれよ!?」
「何で!?何で!?」
「何で!??」
「何でだよ!??」
「アニ!?」
アニはマルコの体から引き離した立体起動装置を近くの空き家に窓から放り入れます。
マルコには立体起動装置がありません。
アニ、ライナー、ベルトルトはそこに来た巨人から逃げるようにその場を離れ、巨人がマルコに近づくのを見ています。

「進撃の巨人」77話「彼らが見た世界」より/諌山創
そして3人はマルコが食われるのを見ていたのでした。
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