ただ…やるべきことをやる
ただ進み続ける それしかねぇだろby ライナー・ブラウン
どうも!ナガトです。
この記事ではコミックス「進撃の巨人」97話のあらすじを振り返っています。
「ネタバレ嫌だ!」という方はご遠慮くださいm(__)m
特に、ポイントまとめの部分では98話以降の内容に関するネタバレを含んでいることがあります。警戒してください。
内容の振り返りのあとはポイントをまとめていますので、考察したい場合など参考にしてください!
ではいきます(`・ω・´)
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進撃の巨人97話「手から手へ」のあらすじ!
(ここでは軽くあらすじをまとめていきます。詳細には触れません。)
タイトルは「手から手へ」でした。英語版ではFrom One Hand to Anotherです。
引きつづきライナーの回想です。
「あの黒いコートの男 他の王政の幹部とは何か違う気がする」と男を尾行しているのはアニ。しかし気づくとその男はアニの背後に回っていました。黒いコートの男はケニー・アッカーマンです。回し蹴りをしますがケニーもかわします。その隙に何とかアニは逃げるのでした。
翌日、ライナー、ベルトルト、アニは3人で会議を開きます。「ウォール・ローゼを破壊する」とライナー。「始祖の巨人」を炙り出すための手段としてライナーは提案します。
場面は変わりある日の訓練のこと、立体起動の操作に失敗して地面に転がるエレンをライナーが心配します。
エレン:「このままじゃ…ジャンの言う通りだ」「オレは…何にも果たせねぇまま…」「終わっちまう」
と自分の力量不足に悔し泣きをするエレン。それを見たライナーは過去の自分とエレンを重ねます。
ライナー:「ただ…やるべきことをやる」「ただ進み続ける」「それしかねぇだろ」「巨人を一匹残らず駆逐するんだろ?お前ならやれる」
とエレンを勇気付けるライナー。
ここで95話に始まる今までのライナーの回想が終わります。窓から日光が入る個室、そこで一人椅子に座っているのはライナー。ライフルの銃口を口にくわえ、トリガーに指をかけています。外でファルコの声が聞こえたかと思うとライナーは思いとどまりました。
外にいたファルコが向かった先は病院。「オーイ」と後ろからファルコに声をかけてくる人物がいます。声をかけたのは以前助けた負傷兵。二人はベンチで話しをします。実は負傷兵は病院に世話になるほどの心的病は抱えていないとのことです。
負傷兵に顔の傷を聞かれるファルコ。マーレの戦士になりたいが自分の力ではなれないと話すファルコですが、負傷兵はそんなファルコに「それはよかった」と返します。「君は いい奴だから長生きしてくれるなら嬉しいよ」とファルコに伝えます。
負傷兵は病院に来て自分が感じたことを話し出します。体の一部を失ったり精神を病むことがわかっていれば、誰も戦地には赴かないはずだった、だけど皆「何か」に背中を押されることで先に行ってしまうのだ、と。
負傷兵:「大抵その『何か』は」
「自分の意志じゃない」
「他人や環境に強制されて仕方なくだ」
ここでファルコの方を振り向く負傷兵。
負傷兵:「ただし」
「自分で自分の背中を押した奴の見る地獄は別だ」
「その地獄の先にある何かを見ている」
「それは希望かもしれないし」
「さらなる地獄かもしれない」
「それはわからない」
「進み続けた者にしか…わからない」
手紙を持って走るファルコ。途中でライナーと遭遇しどこに行くのか聞かれますが、本部に忘れ物をしたと言ってファルコは行ってしまいました。
ここで場面は変わります。マーレ軍の建物は慌ただしい様子です。レベリオの広場の近くにある建物にタイバー家が来ているとのこと。マガトが行くとタイバー家当主のヴィリー・タイバーが出迎えました。
その後ヴィリーとマガトはベランダに出て、二人きりで話しをします。
ヴィリー:「ここに来た理由は」
「ヘーロスの像を見に来たんだ」
「100年前 人間でありながら大地の悪魔を撃ち破り」
「世界を救ったマーレの誇る英雄ヘーロスの雄姿を」
とヴィリー。レベリオの広場の前に置いてあるヘ―ロス像を見ながら言います。マガトが話を聞く中で、マーレを裏から操っている本当の主人がタイバー家であることが明らかに。ヴィリーはタイバー家当主として、今のエルディア人とマーレの状況があるのはタイバー家に責任があると話します。
ヴィリー:「巨人の力は時代に遅れをとり」
「パラディ島からは不穏な動きがある」
「我々は来たる『祭事』において 世界にすべてを明かすつもりだ」
「そこにすべての望みを懸ける」
マガトに握手を求めるヴィリー。
一方、手紙を持ったファルコはポストの前に来ています。今日の負傷兵とのやりとりを思い出しているようです。
負傷兵:「ファルコ」
「頼みたいことがあるんだが…」
ファルコ:「何ですか?クルーガーさん」
負傷兵の名はクルーガーと言うようです。家族に手紙を出したいが病院からだと中身を確認されてしまうと言います。仮病だとバレたくないからファルコに届けて欲しいと。
ファルコ:「…家族宛てですか?」
クルーガー(負傷兵):「あぁ…」
「オレがここに無事にいるって」
「家族に伝えたいだけなんだ」
パサァとファルコは手紙をポストに入れるのでした……
97話のあらすじは以上です。
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ポイントまとめ
97話「手から手へ」のなかでナガトが個人的にポイントだと思った点をまとめました。
参考にしてみてください!
ライナーからエレンへ…

「進撃の巨人」97話「手から手へ」より/諌山創
タイトル「手から手へ」の解釈の一つとして、訓練兵時代のライナーがエレンに手を差し伸べる場面がタイトルを表しているのかなと思いました。

「進撃の巨人」97話「手から手へ」より/諌山創

「進撃の巨人」97話「手から手へ」より/諌山創
自分の力足りなさに落ち込むエレンを見たライナーは戦士候補生時代の自分の姿を思い出してましたね(>_<)
あの頃の自分とエレンが似ていたんだと思います。
そんなライナーは「ただ…やるべきことをやる」とエレンに言いました。
そして今回、負傷兵クルーガー(エレン)のもとに向かったファルコもかつてのエレンやライナーのように自らの力量不足に落ち込んでましたよね…。
つまり、ライナーからエレンへ、エレン(負傷兵)からファルコへ、というように繋がったのではないでしょうか(`・ω・´)
ここはネタバレになるので嫌な方は避けてくださいm(__)m
ライナーからエレン、エレンからファルコというふうに繋がるということは、ファルコには何か重要な役割があるのでは?と個人的には思っています!
過去にファルコに関する記事を書いたので、興味があればぜひ読んでみてください。
98以降のネタバレを含んでいる可能性があるので、まだ読んでいない方はご注意ください!
ライナーの自殺未遂

「進撃の巨人」97話「手から手へ」より/諌山創
なかなかの衝撃画でした(゚Д゚;)
ライナーがなぜ自殺をしようとしたのか…理由は、壁を破壊しパラディ島の人々を殺したことにによる罪悪感が関係してそうですよね。
ネタバレを避けるためここではあまり書きませんが、99話、100話でライナーが自殺しようとした理由が明らかになってきます。
マーレはタイバー家の影響下にあった

「進撃の巨人」97話「手から手へ」より/諌山創
97話にてタイバー家が初めて登場しました。
マガト隊長の鋭い問いが目立ちましたね(`・ω・´)
当主のヴィリー・タイバーは自ら「お察しの通り マーレという国はタイバー家の権限下にある」と言いました。
つまり、エルディアの血を引いているタイバー家が、エルディア人収容区を持つマーレという国を支配している状況です!!
かなり複雑ですよね。
「何でエルディア人が迫害されてる国をエルディア人が乗っ取っているんだ!?」となりますからね…。
ここはネタバレになるので嫌な方は避けてくださいm(__)m
タイバー家とマーレの複雑な関係は歴史を見ると理解できます。
99話100話あたりのネタバレを含んでいるのでまだ読んでいない方はご注意ください!
クルーガーという負傷兵

「進撃の巨人」97話「手から手へ」より/諌山創
エレンと思われる負傷兵は「クルーガー」と名乗っているようです。
もちろんこれはグリシャに進撃の巨人を継承したエレン・クルーガーが関係していますよね!?
色々と繋がってきて面白いですよね(*’▽’)
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97話まとめ
97話で起きたことを振り返っておきます!
ライナーの回想
- アニが変装して黒いコートの男を尾行していると、尾行に気づかれ背後につかれてしまう
- ぎりぎりのところで逃亡に成功したアニ
- 一方のライナーとベルトルトはなんだかんだ他の訓練兵と上手く付き合っている
- ある晩の話し合いで3人はウォール・ローゼを破壊することを決定する
- ある日の訓練でエレンが立体起動でこけるのを見ていたライナー
- 「オレは…何にも果たせねぇまま…終わっちまう」と言うエレンに手を差し伸べるライナー
現在
- 回想が終わるとライナーの姿が…椅子に座るライナーはライフルの銃口を自らの口の中に入れトリガーに手を置いている
- しかしファルコたちの存在を思い出し、思いとどまるライナー
- 病院に行ったファルコは以前助けた負傷兵を目にする
- 負傷兵の座るベンチにいき一緒に話すファルコ
- ガビを守りたいが自分には力がない、優秀な戦士にはなれない、と話すファルコ
- それでも君はいい人間だから長生きしてほしいと言う負傷兵
- 会話が終わるとファルコは負傷兵から頼まれた手紙を運ぶ
- その頃、レベリオにタイバー家が訪れていることを知ったマガトは彼らのもとを訪れる
- その後、タイバー家当主のヴィリー・タイバーと二人で話しをするマガト
- 裏からマーレ国を操っているのがタイバー家である事実が明らかになる
- 「我々は来たる『祭事』において 世界にすべてを明かすつもりだ」と言ったのはヴィリー、エルディア人が収容されマーレが好き放題やっている現状を変える責任がタイバー家にはあると話す
- 一方、手紙を持ちポストの前に来たファルコは負傷兵とのやりとりを思い出す
- 「ファルコ 頼みたいことがあるんだが…」と話すのは負傷兵、クルーガーと名乗っているらしい負傷兵は家族に自分の無事を伝えるため手紙を出してきてほしいとファルコに頼む
- ファルコは手紙をポストに入れ……
97話のネタバレ&あらすじ振り返りは以上です!
次回98話では、待ちに待った「祭事」の日を迎え、世界の要人が一堂に会する…。
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