どうもどうも!ナガトです。
2021年2月9日発売の別冊少年マガジンにて進撃の巨人137話が掲載されました。
既に最終話が139話と決定している進撃の巨人。
今回の話を含めて残り3話となりました!
地鳴らしを止めるため、エレンを殺すため、命をかけて戦う調査兵団とガビ、ファルコ、アニ、ライナー。
地鳴らしは止まるのか?地鳴らしで傷ついた世界は今後どうなるのか?
しっかり見届けましょう(`・ω・´)
137話サブタイトルは「巨人」です。
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進撃の巨人137話「巨人」のネタバレ!
「今から遥か昔」
「まだこの世に物質しか存在しなかった頃」

「進撃の巨人」137話「巨人」より/諌山創
「有象無象の『何か』が生じては消えをくり返し」
「やがてあるものが生き残った」
「それを生命と呼ぶ」
海の中を古代生物が泳いでいる風景が描かれています。
「結果的に生命が残った理由は」
「生命が『増える』という性質を持っていたからだ」
「増えるために生命は姿形を変えてゆき」
「あらゆる環境に適応し 今日の我々に至る」
「より多く より広く より豊かに」
「つまり」
「生きる目的とは『増える』ことだ」
と生命の誕生を語っているのはジーク・イェーガー。
アルミンにジークが説明をしています。
砂や石は増えようとはしないが、生命は今日も必死に増えようとしている、とジーク。
種の絶滅は「増える」という目的に反する、だからそこには罰則がある。
不死身の体を手に入れることでその苦しみから逃れようとした、それこそ始祖ユミルだとジークは説明します。
「ここが 『死の存在しない世界』…」
「だとしたら ユミルの目的は一体…何ですか?」
とアルミンがジークに問います。
始祖ユミルが巨大な力を持ちながらフリッツ王に逆らえなかった理由、二千年間「道」に残りフリッツ王に従い続けた理由、自分にはそれが理解できずエレンには理解できた、とジーク。
ジーク:「だからユミルは…エレンについた…」
元の世界に戻る方法を問うアルミンですが、ジークは知りません。
なぜ戻ろうとするのか、と逆に問うジーク。
ジーク:「まだ増えるためか?」
「種を存続させることが君にとって そんなに大事なことなのか?」
それでもアルミンは仲間が戦っているから、と諦められません。
しかし、生きるということはいずれ死ぬということ、と言うジークに返す言葉が見つからないアルミン。
うつ向くアルミンは砂に半分埋もれる枯葉を見つけます。
子供の頃の記憶が蘇ります。。。
アルミン:「あれは夕暮れ時だった 丘にある木に向かって」
「三人で…かけっこした」
エレンが急に走り出して、ミカサはあえてエレンの後ろを走り、ドベのアルミンは一番後ろから二人を追いかけました。
その日は枯葉が舞っていて、風が暖かく気持ちよかった、とアルミン。
その時あることを思ったと言います。
アルミン:「僕は ここで」
「三人でかけっこするために」
「生まれてきたんじゃないかって…」
ジークは何を言うこともなく、アルミンの話に耳を傾けています。
アルミン:「雨の日 家の中で本を読んでる時も」
「リスが僕のあげた木の実を食べた時も」
「みんなで市場を歩いた時も…そう思った」
そういう何でもない一瞬が大切な気がしたと言います。
そんなアルミンが手に持っていたのは、野球ボール。。。
さっきまで持っていた枯葉はジークには野球ボールに見えていました。
「でも…僕にとってこれは…増えるために必要でも何でもないけど…」
「すごく大切なものなんですよ」
アルミンにとって枯葉は「増える」ために必要ではないけれど、大切。
それを聞いたジークは野球ボールが大切なものだと気付きます。
ジーク:「あぁ…そうだ」
「ただ投げて」
「取って…」
「また投げる」
「ただそれを繰り返す」
野球ボールをジークに手渡すアルミン。
何の意味も無いことだが、ただキャッチボールしているだけでよかった、とジークは言います。
いつの間にかジークの後ろに懐かしい人たちの姿が。。。
クサヴァー、グリシャ、クルーガー、ポルコ、マルセル、ユミル。。。
アルミンの後ろからも何者かが近づいて来ています。
――
一方下界では、ジャンたちが必死に戦っています。がこれ以上は持ちそうにありません。
ピークも左手を失いました。
ライナー(鎧)、アニ(女型)も歴代巨人たちに囲まれ、さすがに命が危ない状況です。
ドォ
突然、超大型巨人がアニを襲う巨人たちを吹っ飛ばします。
アニ:(ベルトルト…)
ジャンとピークの方では、ポルコ巨人、マルセル巨人が彼らを救います。
「ガリアード!!」とさすがに目を疑うライナー。
さらにライナーを襲っていた巨人たちを蹴散らしていくのは、ユミル巨人。。。
ミカサはコニーと行動しています。
コニー:「助けてくれたのか!?ベルトルトが!?」
ミカサ:「…」
「…わからない…」
「…でも」
「この機は逃さない!!」
オカピ巨人に一気に接近するミカサ。
ドォ
エレン巨人の骨から骨を伝って逃げるオカピ巨人でしたが、その時、銃弾がオカピ巨人の右目を撃ち抜きます。
上空からガビが命中させました。
「アルミンを――」
「返せ!!」
ザッ
オカピ巨人の口を切り開いたミカサ。
中からアルミンが出てきます。
しかし意識を取り戻したアルミンは、持っていた雷槍でオカピ巨人を撃退。
落下するアルミンをアニがキャッチ。
アニ:「アルミン…」
アルミン:「ごめん…みんな…」
「でも…もう大丈夫」
コニー:「アニ!!後ろだ!」
アニ:「!!」
背後から襲われたかと思われたアニでしたが、グリシャ巨人がアニを守ります。
ガビ:「どういうこと!?巨人が助けてくれてるの!?」
リヴァイ:「そのようだ」
とファルコ巨人の上で話しているガビとリヴァイ兵長。
そんな兵長はあるものを見つけ、目を見開きます。
「オーイ」
目の先に見えるのは、、、
「オーイ!!ここだー!!」
ガビ:「え…」
リヴァイ:「バカな…」
そこにいたのは兵長の宿敵、ジークでした。
ジーク:「俺に会いたかっただろ!?リヴァイ!?」
「俺は会いたくなかったけどな!!」
リヴァイ:「…ジーク」
ドクン
ジークを前に目の色を変える兵長です。。。
コニー、アルミン、ミカサは女型の体に乗り無事な様子。
周りではグリシャ巨人、クルーガー巨人、クサヴァー巨人などが戦ってくれています。
コニー:「どうなってんだこりゃ!?」
アルミン:「ジークさんのおかげだよ…」
ミカサ:「ジークが!?」
アルミン:「生も死も無い『道』の世界で 眠ってたみんなを呼び覚ました」
先ほどアルミンとジークが道にいた時のこと、、、ジークがクサヴァーとグリシャと向かい合っています。
「すべてのエルディア人は道で繋がってる」
「それはおそらく…始祖ユミルが繋がりを求めているからだ」
「僕らに何かを求めて…」
アルミンの背後に現われたのはベルトルトです。
アルミン:「ベルトルト…」
ジーク:「クサヴァーさん」
ジークはクサヴァーさんにこう伝えました。
自分たちの計画は叶わなかった、今でも安楽死計画は間違っていなかったと思う、ただ、あなたとキャッチボールするためなら、また生まれてもいいかも、と。。。
さらにグリシャに対して、、、
ジーク:「…だから…一応感謝しとくよ」
「父さん…」
アルミンとジークは元の世界に戻る気持ちになっていました。
「力を貸してくれ」
二人は彼らにそう伝え、元の世界に帰還。
ヒヨォォオオオオオオオオ
そして元の世界に戻ってきたジーク。
ジーク:「…いい天気じゃないか」
「…もっと早くそう思ってたら…」
「まぁ…いっぱい殺しといて そんなの虫が良すぎるよな…」
ザッ
次の瞬間、兵長がジークの頭を切り落とします。
向かって来る巨人たちを見ているカリナたち一般市民。
「地鳴らしが…止まった…?」
――
「…行け!!ジャン!!」
ライナーやピーク、ポルコたちが戦っている隙にジャンが起爆装置の方へ向かいます。
手に装置を持ち、、、
ジャン:「この……死に急ぎクソバカ野郎があああ」
ついに進撃の巨人のうなじを爆破することに成功します。
が首からはガビの言っていた光るムカデが現れます。
出てきたはいいものの、再びエレンの首に戻っていこうとする光るムカデ。
ドオッ
食い止めたのはライナーでした。
前身で光るムカデを押さえ込んでいます。
そこにアルミンたちを乗せたファルコ巨人がやって来ます。
コニー:「急いで離れるぞ!!」
「アルミンがこの骨ごと吹き飛ばす!!」
ジャン:「…待ってくれ!!ライナーが!!」
ピーク:「鎧ならきっと超大型の爆発にも耐えられる」
「…何より」
「この機を逃すことは ライナーの覚悟をふいにするも同じ」
ファルコ巨人に乗って離脱するジャンとピーク。
アルミン:「…ありがとう」
「みんなの力が無ければ…地鳴らしは止められなかった…」
「さよなら」
「…エレン」
大爆発に飲まれる進撃の巨人。。。
覚悟の時…
4月号につづく
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進撃の巨人137話「巨人」を読んだ感想・考察!
ついに地鳴らしが止まり、進撃の巨人とエレンに寄生していた光るムカデが爆破されました。
これで残すは2話となりましたね(; ・`д・´)
ここからは整理しつつ感想を書いていきます。
今までで初めての地球

「進撃の巨人」137話「巨人」より/諌山創
最初のページを見た瞬間に「なんだこれは!?進撃なのか!?」となりましたね笑。
ナガト以外にも同じリアクションをしてしまった人はいるかもです。
進撃の巨人はエレンたちパラディ島の人間に限らず、世界全体を描く物語になっています。
それにも関わらずこれまで世界地図や地球の描写がありませんでしたよね!
地図に関してはマーレ大陸とパラディ島が描かれた地図が既に出ていますが、その周りの大陸などは描かれていませんでした。
これは物語が完全にリアルと同じではなく、少なからずファンタジー要素が入っているためだと思われます。
なのである程度限定的に描いているのでしょう。。。
しかし今回は宇宙から見た地球や、太古の生物が海で泳ぐ様子の絵が挿入されていました。
かなり現実世界に近いものを感じさせますよね(*’▽’)
そういった今までと違う雰囲気が、より完結ムードを高めているように感じました!

「進撃の巨人」137話「巨人」より/諌山創
ちなみに最初のページの古代生物はハルキゲニア。
既に読者たちの間では「始祖ユミルに寄生したのはハルキゲニアなのでは?」と意見が出ていましたね!
生きてる意味とは……
ジークからめちゃくちゃ深い問いが出てきましたねぇ!
なぜ死んではいけないのか、生き続けなければいけないのか、負けちゃいけないのか。
これは真剣に考えれば考えるほど沼にハマっていくような、、、(汗)。
さすがにアルミンも返答に困っていましたが、幼少期のある日の記憶を思い出した時、

「進撃の巨人」137話「巨人」より/諌山創
シンプルな回答が出てきました。
枯葉が舞う暖かい夕暮れ時、三人でかけっこするために生まれてきたんじゃないか?とアルミンは感じました。
これは一見適当な回答に聞こえるかもですが、かなり本質的、というか正直な気持ちなんじゃないかなとナガトは思いました(`・ω・´)
生きてる意味というのは考えてもわからない、
でもふとした瞬間に「ひょっとして自分はこのために生きてるのかも?」と思うことがある
そういうものなのかもな、と137話を読んで思いました。
ジークの問いもアルミンの回答も、両方とも深すぎて読み直すくらいでした!
前から思っていたことではありますが、諌山先生は物事をよく考える人だな、と改めて感じました。
すごい。
「生も死も無い」世界、「道」
「道」=生も死もない世界という情報はなにげに初めて出てきた情報だったと思います。
始祖ユミルは死んだようで死んでいない、生も死もない「道」の世界で二千年間 フリッツ王に従い続けた、そういう存在です。
そしてユミルの民が全員一様に死後「道」に召喚されると考えるなら、彼らもまた生も死もない「道」に残り続けるということになりますよね。
アルミンがこう言っていました↓

「進撃の巨人」137話「巨人」より/諌山創
「すべてのエルディア人は道で繋がってる」
「それはおそらく…」
「始祖ユミルが繋がりを求めているからだ」
「僕らに何かを求めて…」
ユミルの民はみんな始祖ユミルによって死後 道に連れて来られる、なぜならユミルが繋がりを求めているから
ということになります(`・ω・´)
グリシャや104期ユミルたちが死んでいないと言えばそれは違うかもしれませんが、少なくとも道で始祖ユミルと繋がっている状態にあったということですね。。。
アルミンは彼らのことを「眠ってた」と表現しました。
「生きてる」わけでも「死んでる」わけでもない「眠っている」状態。
そんな彼らを呼び覚ましたのがジークでした。
「なんでジークがそんなすごいことできたの?」とナガトは疑問に思ったんですけど、おそらくは王家の血を引く巨人だからかなと思います。
細かいことはわかりませんが、不戦の契りの無力化に成功したジークはさすがですね笑。
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まとめ
今回のサブタイトルは「巨人」でした。
始祖ユミルはより強く死の無い世界へと逃れました。
言い換えるなら巨人の体を手に入れ、死の無い「道」という世界で存在し続けました。
死から一番遠い存在として巨人が描かれているような気がするんですが、作者の諌山先生はどう考えているんでしょうか。。。
137話までで巨人が生まれた理由が一通り説明されたような気がします!
あとはこれからの世界のこと、これからの登場人物の動きに焦点が当たるでしょう!
残り2話は、特に登場人物(特にエレン、ミカサ、アルミン)に注目して読んでいきたいです(*’▽’)
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