どうも、ナガトです。
別冊少年マガジン9月号にて進撃の巨人131話が公開されました!
2020年9月9日には進撃の巨人の単行本32巻が発売される予定です!
表紙も公開されましたね!👇
『進撃の巨人』32巻の表紙が到着!
特装版は、エレン&コニーの「サウナ絵 特大缶バッジ」付き!https://t.co/gVXjrDtDtn#HMVコミック部 #進撃の巨人 #shingeki #漫画 #マンガ #コミック pic.twitter.com/rPCDyPu0Sk— HMVアニメ! (@HMV_Anime) August 5, 2020
さて、進撃の巨人131話では何が起きたのか?
振り返ります(`・ω・´)
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進撃の巨人131話のネタバレ振り返り!
「見たかハリル」「これのありかを知ってるのは俺とお前だけだ」
「この袋一杯になるまで金を貯める」
「そしたらきっとみんなでいい所に住めるようになるから」
そう話すのは一人の少年。エレンたちがマーレに潜入した際、スリで捕まった少年のようです。名前はラムジー。
彼が話しかけている相手は同じような格好をした少年。ハリルと言います。
貧困な暮らしを強いられている彼らは盗みを働き、金を貯めているようです。
ラムジーは過去に捕まったことで左手を失ったようで、ハリルはもう盗みはしない方がいいと言いますが。。。
すると二人の近くを人間が通ります。
そこには怯える人々の姿が。
「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
オオオオオオオオオオオオオ
二人が顔を上げた先には煙が。。。
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そこから場面はエレンの記憶に移ります。
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あと…どれだけ先かわからないが…
オレは…この人達を皆殺しにする
エレンがハンジたちと一緒にマーレに来たときの記憶でしょうか(違うかも)。
エレンは一人で街を歩きながら、自分がマーレの人たちを皆殺しにする未来について考えをめぐらしています。
エレンは未来の記憶を見ているため、未来の自分が地鳴らしを起こすことをわかっているようです。
エレン:(少なくとも「島」と「外」じゃ死ぬ人の数が違いすぎる)
(エルディア人が完全に死滅すれば巨人の問題がなくなるのも事実だ…)
(でも…そんな結末 納得できない)
マーレとパラディ島では死ぬ人の数が違いすぎるが、それでも自分たちが死んで終わるのは受け入れられない、と考えるエレン。
そうして歩いているとあの少年(=ラムジー?)を見かけます。
盗みをしたのがバレたようで、大人3人に囲まれリンチされています。
エレンは彼を助け出し、彼が暮らしているテントまで運んでいきました。
「アリガトウ!」とかたことでお礼をする少年。
エレンはしゃがみ少年と同じ目線になると、彼の肩に両手を乗せます。
「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
言語の通じない少年はなぜエレンが泣いているのかわかりません。
場面は現在に戻り、地鳴らしから逃れようとする人々が描かれます。
ラムジー、ハリル、彼らの家族は山の上に登り生き延びようとしますが、山には既に巨人たちがおり、もはや逃げる先はありません。
逃げ惑う人々:「巨人が山まで登ってるじゃないか」
「もうダメだ..」
「逃げ場なんかどこにも無いぞ!!」
「そんな…!!」
「じゃあ…!!死ぬしかないのか!?」
「あの巨人達すごく速いよ!!」
「せめて子供達だけでも…」
「…ラムジー」「僕達…踏みつぶされちゃうの…?」と絶望の表情に涙を浮かべるハリル。
「そんなことないさ!!諦めちゃだめだ!!とラムジーは返します。
ハリルとラムジー、その他人々もとにかくその場から離れ、走り、逃げます。
走ってる勢いでハリルが持っていたお金が地面に落ちると、ハリルは急いでそれを取りに行きます。
しかしすぐ近くには巨人たちが。
ラムジーがハリルの手を引いて逃げます。
人間の足で逃げられるはずもなく、巨人たちはあっという間に近づいてきます。
空中に飛散した岩が彼らに降り注ぎます。
ラムジーの右足は潰れ生きてはいますが、ハリルは頭の半分を失い死亡。
「オレは…」「望んでたんだ…」「すべて消し去ってしまいたかった…」
「ごめん…」「ごめん…」
少年を助けたあとエレンが言葉をかけた場面が入ります。
もはや動けないラムジーとハリルのもとに超大型巨人の巨大な足が。
踏みつぶされました。

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
他の人々も二人のように跡形もなく踏みつぶされました。
ここからはエレンの心の内側が描かれます。
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「生まれた時からずっと」
「オレの目の前には」

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
「うっとうしい壁があった」
「炎の水」「氷の大地」「砂の雪原」
「きっと外の世界はこの壁の中の何倍も広いんだ」
エレンが過去を思い出しているんでしょうか。
アルミンがエレンに本を見せる描写があります。
「それを見た者はこの世で一番の自由を手に入れた者」
「これが」

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
「自由だ」
幼いエレンが手を広げる、その下には巨人たちに潰されていく人々の姿があります。
エレン:「ついに…たどり着いたぞ」「この景色に」
「なぁ」「アルミン」
にこっとこちらを見て笑うエレン。

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
エレンが見る先にはアルミンがいます。
アルミン:「…エレン」
アニ:「もう…怪我は治ったの?」
船上にいたアルミンは一瞬エレンを見たような気がしたようです。
アルミン:「あれ…?」「アニ…?」
「うん…時間があったから」「まさか…こんなのんびり過ごすことになるなんて…」
「…思いもしなかったよ」
アニ:「…」「座ったら…どう?」
アニは自分が座っている隣を指して座らないかと言います。
アニは水晶化していた自分に話しかけてくれたアルミンにお礼をしたかったと言います。
アニ:「…ありがとう」
次にアニは疑問を投げかけます。
アニ:「でも…何で」
「相槌の一つも返さない岩なんかの相手して喋ってたの?」
アルミン:「え?」
アニ:「もっと…明るくて楽しい子とかいたでしょ…?」
アルミン:「それは…」「……」
「違うよ…」

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
「会いたかったからだ…」「アニに…」
アニ:「……」「何で?」
アルミン:「…え?」
「本当にわからないの?」「ヒッチがあんなにからかってたのに」
「わからない」と言うアニの頬は赤くなっています。アルミンも。
少ししたあとアニは口を開きます。
アニ:「わかった」「あんたが良い人だから私みたいな敵にも話かけてたんでしょ?」
「エレンとの対話を諦めないのと同じ理由」
「いつ目を覚ますかわからない『女型の巨人(バケモノ)』の相手をすることも」
「争いを避けるためでしょ?」
アルミンは立ちあがったアニを座らせると、答えます。
アルミン:「あと…前にも言ったけど良い人って言い方がやっぱり嫌いだ」
「大勢の人を殺した」「軍人じゃない人も…子供も…」
「そして…今 生まれ育だった島のみんなを裏切る選択をして…仲間を殺した…」
「僕もっとくにバケモノだよ」
アルミンは話をつづけます。
いつかエレンと未知の世界を見ることを夢見てた、しかし現実は想像してたものと違った、と言います。
アルミン:「…でも」
ヒュウウウウ

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
バッサァァ

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
アルミン:「まだ…僕らが知らない」
「壁の向こう側があるはずだと…信じたいんだ」
一度分かれた道は
再び……。
10月号につづく
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進撃の巨人131話のまとめ&感想!
以上が131話の簡単なネタバレ振り返りでした!
130話に負けないくらいのスケール感がありました!!!すごいですね。
ここから131話の個人的な注目ポイントを感想とともに書いていきます(*’▽’)
エレンの記憶にいた少年再登場!

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
この少年が再登場、そして名前も明らかになりました。
名前はラムジー。
123話で登場したスリの少年でした。
その時は右手があったんですけど、今回131話での登場では盗みをやったことで右手の先が切られていました。
彼が初めて登場したのは120話のエレンの記憶の断片でしたが、なぜ彼が急に登場したのかについては色々な方が考察されていたかと思います。
そして今回で彼の登場の理由が明らかになったなぁと感じました。
この少年は”地ならしの残酷さ”を演出するためのキャラクターでしたね pic.twitter.com/pZbyqCZmev
— 陰テリ (@intorinia) August 7, 2020
上のツイートにもあるように地鳴らしの残酷さを表しているように思えます。
あとは、個人的に思うこととしては、エレンの葛藤です。
エレンは地鳴らしで少年を殺してしまうことをわかっていながらも、ラムジー少年を助けてしまうんです。
この矛盾した行動がエレンの葛藤を表しているなぁと思ったわけです!
半端なクソ野郎以下なエレン

「進撃の巨人」131話「地鳴らし」/諌山創
「半端なクソ野郎」という懐かしいフレーズが出てきました。
そう、ライナーとベルトルトが正体を明かすあのシーンで使われたフレーズ。
「進撃の巨人」42話「戦士」より
ライナー:「俺達はガキで…何一つ知らなかったんだよ」
「こんな奴らがいるなんて知らずにいれば……」
「俺は…こんな半端なクソ野郎にならずにすんだのに…」
最高のシーンです(`・ω・´)
半端なクソ野郎以下…ってあのシーン最高だったなぁ。エレンのどこかにずっとライナーがいるの本当にエモい。何を考えても結局未来の自分の行動をなぞってしまうエレンと戦士になり損ねたライナーが重なる。最終回までにエレンとライナーまた会話してほしい。エとラの闇落ち談話。#進撃の巨人131話
— ナガト@アース調査兵団兵士 (@nagatoshingeki) August 10, 2020
131話でエレンが自分のことを半端なクソ野郎と、いやそれ以下だと表現する場面がありました!
エレンがライナーと同じような気持ちを持ちながら行動していたことがわかる超大事な内容ですよね!!
そういった自分の無力感と他人を殺す罪悪感から出た言葉が、ラムジー少年に言った「ごめん…ごめん…」だったのかなぁと想像しています。
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進撃の巨人131話感想のまとめ
書いていたらきりがないので総括して終わります。
131話は130話にづついてエレンの内面が重視された内容になったのでは、と思いました。
地鳴らしをするまでのエレンの気持ちが丁寧に描かれていたと感じます。
そして物語の大きなテーマである「自由」が見開き2ページで描かれていたこと、これがもっとも印象的でした!!
とうとう自由にたどり着いたエレンと、その下で次々と殺されていく人々、「自由」と「代償」が生々しく描かれていたと感じました!
とりあえず今はこんな感じで、今後別の見方も発見できるかもなので、その時は記事にします!
ではまた(^o^)丿
エレンジーク以外で初代ユミルや道に接触したのってアルミン、104期ユミルと今回ちらっと見えてしまったラムジー少年です。アルミンはエレンにみちびかれた感じがするのでいいとして、104期ユミルとラムジー少年ですがこの二人には初代ユミルも境遇面で自分と似ててなにか思い入れが強かったのかなと思いました。二人の魂はあの場所で初代ユミルと邂逅するのではないかと思いました。ヒストリアも初代ユミルと邂逅するかすでにしたのではないかと思います。
マーレ国内にタイバー家の作ったせんついシェルターなんてないでしょうかね?
パラディ島の地下街ももしかしたらかつて実は地ならしされた時のシェルターだったのではないかなんて思ったり。
エレンがせんついを捕食した明確な目的ってまだ出てきてないですね。
アニパパ運よく生き残ってたりしないかなと。現実離れな理想も知りたいです。
そして
あまり考えたくないですがパラディ島に壁がなくなった代わりに新たな壁ができたり(地ならし巨人の行き着く先が・・)したら後味悪いなと思いました。
このまま「ラスボス」をしっかり全うしてほしい。むしろ説得される様ではエレンの存在意味がなくオチとしては実に虚しい…。このまま読者と人類をしっかり「裏切って」欲しい。