どもども、ナガトです。
進撃の巨人ファイナルシーズンに向けて23巻以降を振り返っているこの頃です。
昨日は93話のジークの台詞をピックアップして、過去エピソードや先のエピソードを振り返ったりしました。
94話に行きたいところですが、まだ93話で取り上げておきたいことがあるので、今回も93話を見ていきたいと思います。アニメでは61話の内容になるかと思います。
ライナーとポルコの微妙な関係を取り上げたいと思います!
それではスタートです。
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ライナーとポルコの確執
中東連合との戦争にて艦砲射撃から獣の巨人を守り、ズタボロになったライナー。

「進撃の巨人」93話「闇夜の列車」より/諌山創
彼が部屋で目覚めると、そこには「顎の巨人」の使い手、ポルコ・ガリアードがいました。
ライナーは悪夢を見ていましたが、ポルコは「楽しい夢でも見てるみたいだったから起こさないでやったよ」といじわるそうに言います。
ライナーが先の戦いでポルコに助けられたことで「ガリア―ド…助かったよ」と礼を述べますが、それにもポルコは「俺が助けたのはお前じゃない」と冷たく返しました。
ポルコがライナーに冷たく当たる理由って何でしょうか?
背景を考えながら見ると楽しめると思います!
「鎧」をめぐる競争
ポルコやライナーがまだ戦士候補生だった頃に遡ります。
ピーク、ジーク、ライナー、ベルトルト、アニ、ポルコ・ガリアード(弟)、マルセル・ガリアード(兄)の7人は、九つの巨人継承のため訓練に励んでいました。
パラディ島から「始祖の巨人」を奪還する「始祖奪還計画」の備え、彼ら7名の中から、一挙に6名が巨人継承者として選ばれることが決まりました。
「女型の巨人」「超大型巨人」「鎧の巨人」「顎の巨人」「獣の巨人」「車力の巨人」
「マーレの戦士」となるべく必死に頑張ったライナーは、結局「鎧の巨人」に選ばれることになりましたが、それを面白く思わなかったのがポルコ。
なぜならポルコは自分が鎧の巨人に選ばれると思っていたからです。
自分の方が優秀だと思っていたポルコは、ライナーに「鎧の巨人」の座を取られたことに納得できません。
そして845年、始祖奪還計画が始まり、ライナー、アニ、ベルトルト、マルセルの4人がパラディ島へと向かいました。
しかし4人は予想外の形で巨人と出くわしてしまい、ライナーを庇ったマルセルが巨人の餌食となってしまいました。
そして5年後、パラディ島に帰ってきたのはライナー・ブラウンただ一人でした。
マルセルがライナーを庇って死んだことを知ったポルコの気持ちを考えてみれば、なんとなく想像はつきそうじゃないですか?
「鎧の巨人」の座を奪われた上に、兄を殺された
ポルコはそんな風に思っているんじゃないでしょうか。
ちなみにマルセルを食べた巨人の正体はユミルでした。
しかしユミルはマーレに来た後、ポルコに食われ、巨人の力はポルコへと継承されました。
そこで発生するのが記憶の継承です。
九つの巨人の力が人から人へ移る時、歴代継承者の記憶が次の者へと引き継がれることがあります。
ポルコはユミルの記憶を見たのです。
ポルコ:「女の記憶を通してお前を見たが…ありゃ何だ?
ずいぶんと頼れる男を気取っていたようだったが…
ありゃ…まるで アニキの真似事じゃねぇか」
パラディ島にいた頃のライナーの姿を見てしまったんですね。。。
ライナーはポルコの言われたことをそのまま認めます。マルセルの真似事だったと。。。
まとめると、
・戦士候補生時代、ポルコはライナーに「鎧の巨人」の座を奪われた
・ライナーのせいでマルセルが死んだと思っている
・死んだ兄マルセルの真似事をしているライナーの姿を、記憶を通して見てしまった

「進撃の巨人」93話「闇夜の列車」より/諌山創
こういった背景がライナーとポルコの軋轢を生んでいたんですよね(`・ω・´)
ライナー、ポルコのシーンは根が深くて好き。ポルコがライナーに冷たいのは兄貴がライナーのせいで死んだことが大きいけど、「鎧」の継承権を奪われたことだったり、ライナーが敵国で兄貴の真似事やってたことも理由の一つなんですよね。しかもポルコは最期までこの態度なんだよなぁ。#進撃の巨人 pic.twitter.com/GvHOHaMw9N
— ナガト@アース調査兵団兵士 (@nagatoshingeki) November 19, 2020
最後に少しだけネタバレすると、ポルコは原作119話にて退場しました。
彼の最期の場面にはライナーもいたんですけど、ライナーにかけた言葉が、、、やっぱり冷たかったんですよね。読んでて複雑な気持ちになりました。あのシーンは本当に好きです(涙)。
119話はみんなに読んで欲しい!
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