どうも、ナガトです。
今回書いていくのはエレンの行動の謎が回収されたという話です。
マーレ編以降、言い換えるなら、4年後の物語(それまで物語のほとんどを占めていた850年のストーリーから4年後の話)の中で、エレンの行動が謎に包まれたような雰囲気を帯びていました。
おそらくほとんどの読者が「何を考えてエレンは動いているの?」と疑問を持っていたと思います。
しかしエレンの行動原理が130話でほぼ全て明らかになりました。
130話で明らかになったことを踏まえ、エレンの考えや行動を振り返っていきましょう。
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マーレ編以降のエレンの隠された行動
負傷兵姿のエレン
「進撃の巨人」94話「壁の中の少年」/諌山創
ファルコたちが中東連合との戦争を終え、故郷レベリオに帰ってきたとき、敵兵の捕虜が列を成していました。
その中にエレンの姿がありましたが、その姿は、左脚と左目を負傷している状態でした。
「負傷兵エレン」という呼び名でけっこう有名になりましたが(笑)、意外とこ負傷までの経緯はスルーされていた気がします。
かくいう僕もエレンがどうやって傷を負ったのかはほとんど考えていませんでしたね。。。
「進撃の巨人」130話「人類の夜明け」/諌山創
「進撃の巨人」130話「人類の夜明け」/諌山創
130話で明かされたエレン負傷の理由。
それは、自傷でした。
戦争に参加してうまい具合に怪我をするのは危険すぎるので、こうするのが普通だろうとは思うかもしれませんが、こうやって実際に描写を見させられると痛々しいですね(うっ)。
また、ここで注目なのはエレンの台詞です。
「オレが死んだ後もあいつらの人生は続く…」
「続いてほしい」
「ずっと…」
「幸せに生きていけるように」
これはレベリオの病院にいるときにジークと会話したときのエレンの発言です。
この台詞とエレンの自傷描写が同じタイミングで出ているところが、、、ですよね(>_<)
「あいつら」は104期生のことでしょう。
彼らが生きていけるように自分の左脚を切り落とし、左目を潰すエレン
ということ。
「あいつら」を死なせないためにはエレンは自分の体、命なんていくらでもくれてやる、という気持ちなのかな、と。
飛行船内でのエレンの笑い

「進撃の巨人」106話「義勇兵」/諌山創

「進撃の巨人」106話「義勇兵」/諌山創
サシャが死んだ時、エレンは「くっくっくっくっく」と笑いました。ただ表情を見ると微妙な感じ、笑っているとも断定できない感じ。
このエレンの対応にジャンは
「…エレン」「お前が…調査兵団を巻き込んだからサシャは死んだんだぞ?」
と確認しました。
エレンは無言。。。
130話ではこのエレンの笑うシーンが再登場していましたね↓

「進撃の巨人」130話「人類の夜明け」/諌山創
そして笑うエレンを見つめるジークの顔も。
ここでは
「ずっと…幸せに生きていけるように」
というエレンの発言が入っています。先の自傷の描写と同じように、エレンは「あいつら」を生かすためにサシャが犠牲になってしまったと考えていたんでしょう。
しかし当然「あいつら」の中にサシャは含まれているので、なんとも言えない表情になったんじゃないかな、と。
自分が守りたいもののために行動
↓
結果、守りたかったものが失われてしまった
つまりこういうことが起きた、なのでエレンはなんとも形容しがたい表情になった、ということではないでしょうか。
おまけ
ここからは少しおまけとして、エレンが笑ったシーンを1つ取り上げてみます。

「進撃の巨人」50話「叫び」/諌山創
ハンネス死亡シーン。
これもサシャが死んだとき同様、エレンが守りたかったものが失われてしまったシーンです。
エレンは「何にも変わってねぇな!!お前は!!」「なんッッにも!!」「できねぇじゃねぇかよ!!」と言い放っていましたね。
なんとなくですが、サシャが死んだときもこんな感じだったのかも。
ただマーレ編以降のエレンは仲間の死さえ受け入れる覚悟ができていそうな、そんな雰囲気は感じますよ?(`・ω・´)
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