進撃の巨人122話ではいくつか懐かしい描写が見られたように思います。
それらをまとめましたので確認してみてください!
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ヒストリアが読んでいた本
「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
ヒストリア:「女の子らしくって何?」
フリーダ:「そーだね 女の子らしくっていうのは」
「この子みたいな女の子のことかな」
この場面は13巻54話「反撃の場所」の冒頭にがっつり登場したシーンです。
ここで強く打ち出されているのは”辛くてもみんなから愛される人になって助け合いながら生きていく”ということかなと思いました。
ひとつ疑問なのは始祖ユミルはみんなから愛されていたのか?ということ。

「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
この場面を見て始祖ユミルがみんなから愛されていたと思いましたか?
フリーダは始祖ユミルの記憶を知ったうえでヒストリアにあの本を読み聞かせていたものだと思っていたのですが、もしかしたらフリーダは始祖ユミルの生涯については知らないのかも。
もし知っていたとしても、上の場面(犯人として指さされる場面)を見たあとではユミルがみんなから愛されていたと言うのは少々無理がある気がするんですよね。
いや、実はみんな始祖ユミルを愛していたのか…。
問題は、「優しいユミル」「みんなから愛されるユミル」の姿が未だ描かれていないことです。
読み聞かせていた本の絵の場面もユミルの生涯のなかでは登場しませんでしたし…。
まだまだ気になりますね!
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フリッツ王の言葉
「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
初代フリッツ:「お前は自由だ」
フリッツ王は「お前は自由だ」と言います。
台詞が書かれたコマには弓が刺さった脚で必死に逃げるように歩きつづけるユミルの描写がありました。
ナガトがこの言葉を見てまっさきに思い出したのは、グライスを壁から蹴落としたグロス曹長の言葉です。
グロスの台詞
「進撃の巨人」87話「境界線」より/諌山創
グロス曹長:「お前は自由だ」
なんと似ている場面なことよ…。
冗談抜きで似ていますよね、この二つ。
グロスもフリッツも「お前は自由だ」と言いながら、言われた人間がいずれ死ぬことをわかっていますね。
すべての描写に意味やメッセージを求めるのは間違っているとは思いますが、あえて考えてみます。
初代フリッツはエルディア族の長(王)であり、エルディア帝国の礎を築いた人物と言えるかと思います。
一方グロス曹長はマーレの人間、エルディア人を嫌っています。
お互い真逆に位置する人間です。
しかしエルディアもマーレも同じことを繰り返している
つまりこういうメッセージを孕んでいるのかな、と。
立場は真逆なのだけれどやっていることは同じだよね、ということは描こうとしている、そう思えました。
深読みしすぎかもしれないなぁ。
最終回のコマの台詞

「進撃の巨人」ラストのひとコマより/諌山創
赤ん坊を抱く何者かが「お前は自由だ…」と言っています。
まったく同じ台詞なので意識して描いているはずです(決定ではないと思うので台詞の変更などはあるかもしれません)。
先ほどの2つ(フリッツとグロス)が曲がった意味の「自由」だったのに対して、ラストのコマではそれを超越した意味としての「自由」を語っているのかも、と思いました。
皮肉としての「自由」ではなく、真心からの「自由」というか…。
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ユミル死亡シーン

「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創

「進撃の巨人」115話「支え」より/諌山創
横長の長方形の中でユミルの意識が遠くなっていくような描写に対し、ジークの方も意識の薄れとともに長方形が小さくなっています。
そして最後に少女ユミルの姿がぽつり…。
ユミルが座標の世界で生きつづけていたと考えると、ジークも座標の世界でなんとか命を繋ぎとめていたと考えられます。
二人に共通するのが”死に際に座標の世界に移動した”ということです。
最初はジークとユミルが特別な存在なのかな?と考えたのですが、そうでもないかもしれません。
ユミルの民は死ぬ直前に少女ユミルの姿が見え、座標の世界に送られるのではないでしょうか?
ただ他のユミルの民と違うのは”ユミルは座標に留りジークは蘇った”ということ。
ジークは王家だから死に際にユミルに命令して自分を蘇らせたのか…。
ユミルは「ユミルの民」の原点となる人物だから座標に居残る必要があったのか…。
解釈はいろいろとありそうですがとりあえず今回はこのくらいで終わります(`・ω・´)
まとめ
122話で見られたなつかしい描写・似ている描写を3つあげてみました。
実はまだある気がするのですが、何か発見したよという方はコメントでも何でもどうぞ!
というわけで以上にします!
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