ユミルは104期訓練兵団を卒業したのち、調査兵団に入団しました。
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
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ユミルとは
- 名前:ユミル
- 年齢:75歳を超える
- 性別:女
- 生年月日:2月17日/不明
- 身長:172cm
- 体重:63kg
- 状態:死亡
- 所属:調査兵団
- 前所属:104期訓練兵団→調査兵団
- 初登場回:5話「絶望の中で鈍く光る」
- 巨人:顎の巨人
力の受け渡し関係
Before |
継承中 |
After |
マルセル・ガリア―ド | ユミル | ポルコ・ガリア―ド |
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物乞いから巨人継承へ
ユミルの幼少時代はヒストリアへに宛てた手紙の中で明かされました。
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
「私には名前が無かった」
「どこの誰が私を生んだのかもわからない」
「物心つく頃から大勢の物乞いの一人だった」
ユミルが生まれたのはエレンたちのいるパラディ島ではなく、マーレ大陸でした。
幼い頃から物乞いをしていたユミルに親はおらず名前もない状態。
エルディア人の子どもにはこういうことはよくあるのかもしれません(わからないけど)。
ある日見ず知らずの男が物乞いをしていたユミルに近づいてきたと言います。
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
「私はその日から『ユミル』と呼ばれた」
「お前は別に珍しい名前でもないと思うだろうが」
「そこではその名を名乗るだけで立派な寝床を与えられたんだ」
「それだけじゃない」
「それまで私に見て見ぬフリを決め込んでいた大人達が一斉に膝をついて私を崇めた」
「私に名前をつけた男も身なりが豪華になるにつれご機嫌になった」
「ユミル」という名がなぜそこで尊いものとされていたのか、その理由は既に作中で明かされています。
122話で登場したユミル・フリッツが持っていた巨人の力は彼女の子孫に継承され、その力こそがエルディア帝国反映の礎となったからです。
その歴史を知るエルディア人からすれば「ユミル」という名前が尊いのも理解できます。
ユミルという名前は自分の親がつけたものではなかったけれど、その人物を演じることで自分は大切にされ周りの人間も幸せになっていくのを感じたと言います。
しかし時が経ちユミルが成長した頃、彼らはマーレ当局に存在を知られてしまいます。
少女に「ユミル」と名乗らせていることからわかりますが、おそらく彼らはエルディア復権派のような組織だったと思われます。
ユミルに名前をつけた男はユミルを裏切り彼女はひどい目に遭うことになります。
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
「この世には ただ存在するだけで石を投げられる人達がいる」
「私は その象徴として石つぶてを全身に受けた」
ユミルと彼女を崇めていた人間たちはマーレ当局に捕らえられ、マーレ市民から石つぶてを受け、最終的には楽園送りにされます。
ユミルは巨人化薬を投与され巨人と化しました。
そしてライナーたち始祖奪還組みと遭遇し、「顎の巨人」を宿したマルセル・ガリアードを捕食します。
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
「再び目を覚ますと」
「そこには自由が広がっていた」
巨人の力を持つ人間を食べたことで人間の姿に戻り、壁内に侵入したのでした。
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壁内で訓練兵になる
壁内に入ってからまもなく超大型巨人によるシガンシナ区襲撃事件が起こります。
104期訓練兵団に入りそこでクリスタ・レンズ、のちのヒストリア・レイスと出会います。

「進撃の巨人」40話「ユミル」より/諌山創
雪山訓練ではクリスタと動けなくなったダズを引っ張って基地に戻る場面が描かれました。
そこでクリスタが妾の子として訓練兵になっていることを知ると、クリスタには一人で基地に戻るように言い、巨人の力でダズとともに崖から降りて基地に戻ります。

「進撃の巨人」40話「ユミル」より/諌山創
どうやって基地に戻ったか尋ねるクリスタに秘密を教える代わりに、元の名前を名乗って生きるよう彼女に言うのでした。
ウォール・ローゼ巨人出現編
ウトガルド城戦

「進撃の巨人」37話「南西へ」より/諌山創
ストヘス区で女型の巨人との戦闘が始まる前、ユミルやライナー、ベルトルト、コニー、サシャ、ヒストリアなどはウォール・ローゼ南方にいました。
ローゼに巨人が出現したことが明らかになったことで、彼らは馬に乗り住民を避難させます。
その後壁のどの箇所に穴が空いているかを確認する作業に移りますが、穴は見つからずやがて夜に。
穴がないことがわかった一行はローゼにある古城ウトガルド城にて宿泊します。
「進撃の巨人」38話「ウトガルド城」より/諌山創
「バッカじゃねーの」
「ダハハハハハ…」
「お前の母ちゃん…巨人だったのかよコニー!?」
「じゃあ…なんでお前はチビなんだよ!?オイ!?」
「えぇ!?コニー…!?」
「お前そりゃあ…辻褄が合わねぇじゃねぇか!!」
「お前バカだって知ってたけど…」
「こりゃあ逆に天才なんじゃねぇか!?なぁ!?」
「ダッハハハハハハ」
コニーが故郷で見つけた巨人が彼のお母さんに似ていることを聞いたユミルは大笑いしコニーをバカにしますが…。
ライナーにコニーの話をわざと話をはぐらかしただろと指摘されます。
「進撃の巨人」38話「ウトガルド城」より/諌山創
ライナー:「『にしん』…って書いてあるのか…?」
「お前……よく…この文字が読めたな…ユミル」
ユミルが古城にある食料を漁っているところにライナーが。
ユミルが持っていた缶詰を見たライナーは驚きの表情を見せます。
そうこうしていると城に巨人たちが攻めてきました。
城が崩れそうになったところでユミルが巨人化、とうとう正体を現します。
ユミルは巨人化直前、クリスタに言葉を残しました。
「進撃の巨人」40話「ユミル」より/諌山創
ユミル:「クリスタ…お前の生き方に口出しする権利は私には無い」
「だからこれはただの…私の願望なんだがな」
「お前…胸張って生きろよ」

「進撃の巨人」40話「ユミル」より/諌山創
ユミル巨人は城の周りにいる巨人たちを蹴散らしていきますが、圧倒的数の差に押されていきます。
殺されそうになったところでミカサやエレンたちが駆け付け、なんとか命を取り留めるユミル。

「進撃の巨人」41話「ヒストリア」より/諌山創
ユミルの傍に駆け寄ったヒストリアは「私の名前…ヒストリアって言うの…」と自分の本名を明かすのでした。
壁外逃亡編
ウォール・ローゼの壁際に戻った彼らでしたが、なんとそこではライナーとベルトルトが正体を現すことになります。

「進撃の巨人」42話「戦士」より/諌山創
意識を失い動けないユミルは超大型巨人に捕まえられ、エレンとともにライナー&ベルトルトに拉致されてしまうのでした。
巨大樹の森で休息を取っていたライナーたちはタイミングを見計らい故郷に帰るつもりです。

「進撃の巨人」47話「子供達」より/諌山創
ヒストリアを救いたいユミルはライナーたちに協力し、巨大樹の森にやってきた調査兵団の中にいたヒストリアを無理やり連れ去ります。
調査兵団は逃げるライナーたちからエレンを奪還すべく無垢の巨人の群れを使い攻撃。
戦況は混乱状態となりますが、座標の力を開花させたエレンによって調査兵団に有利に勝機が!

「進撃の巨人」50話「叫び」より/諌山創
ヒストリアとともに壁内に残るかライナーたちの方に行くか迷うユミルでしたが、結局ライナーたちの方に行きヒストリアと別れるのでした。
マーレに帰還

「進撃の巨人」50話「叫び」より/諌山創
ライナーとベルトルトを救う方を選んでしまった理由は自分が馬鹿だからだとと言いつつも、「お前たちの境遇を知ってるのは私だけだしな」とマーレに帰るのでした。

「進撃の巨人」93話「闇夜の列車」より/諌山創
マーレに戻ったあとのユミルの様子は詳しくは描かれていませんが、ポルコの記憶に少し登場していました。
レイス卿の礼拝堂地下にあるような場所で手足を縛られるユミルとポルコ。
巨人化したポルコに捕食されたのでしょう。
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