みなさん、こんばんは。ナガトです。
進撃の巨人のアニメ2期のエンディング「夕暮れの鳥」でこんなシーンがありました!
アニメ「進撃の巨人」2期EDより/諌山創
だいぶ前に話題になったシーンかと思いますが。
この海から出てくる巨人群は何なのか?巨人と戦っている兵士達は何なのか?が気になります。今回はこれらの謎について考えていきたいと思います!
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エルディア帝国 vs.マーレ国の戦い!?
今月2月に発売された進撃の巨人114話「唯一の救い」の中で、あのエンディングのシーンと酷似した描写が出てきました。
「進撃の巨人」114話「唯一の救い」より/諌山創
これ、めちゃくちゃ似てますよね!!たぶんですが、これは2期のエンディングの描写を表しているのだと思います。これはグリシャ父がジークに歴史を教えていた場面で出てきたものです。歴史文献でしょう。何やら文章が書いてありますね。
グリシャ父が言っていたことを振り返ってみましょう。
グリシャ父:「これが1200年前に起きた『ラーゴの惨劇』」「マーレにあった大都市ラーゴはこの日の内に消滅し そのまま進攻を続けた巨人によって『モンテの惨害』と『ヴァレの惨禍』が繰り広げられ何十万ものマーレ人がエルディア帝国に殺された」
どうやら、この描写は「ラーゴの惨劇」の場面を描いたもののようです。エルディア帝国が巨人群を利用して、多くのマーレ人を殺害した模様。
2期のエンディングの描写とよく似ていることから、2期エンディングの描写は「ラーゴの惨劇」を描いていたということがわかりました!!そして巨人と戦っている兵士はマーレ兵士ですね!!
さて、ここで1200年前と言っているのが気になりますね。1200年前というのはどういう年なのでしょう?
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
21巻の86話でグリシャの父によると、1820前にユミル・フリッツが「大地の悪魔」と接触し、そこからしばらくしてエルディアは大陸の支配者となります。さらに、そこから1700年間の民族浄化が続きますね。
いつから民族浄化が始まったのかは書かれていませんが、仮に1820年前から始まったとしたら、「ラーゴの惨劇」が起こったとする1200年前というのは、ちょうど民族浄化の期間と重なりますね!
ただ、注意が必要なのは、グリシャが言っているように、これらがすべてマーレ側の作り話である可能性がある、ということです。
これらの歴史は真実なのでしょうか、それともマーレに都合の良い作り話なのでしょうか?
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歴史はウソか真実か?!
ナガトの個人的な意見を言えば、歴史は真実だと思います!!ただ、145代目フリッツ王に対する解釈を補う必要があるかもしれません。真実だと思う理由は、諌山先生は、歴史をひっくり返すことなく巧みに読者の予想をぶった切ってくる、と思ったからです(笑)。
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
グリシャ父によると、エルディアが弱体化して、それに乗じて145代目フリッツ王子がパラディ島に逃げ込んだ、というふうになります。
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
フリッツ王子がそのような行動を取った理由は、今まで明らかにされてきたように「戦うことを否定したから」でした。
しかし、ここで疑問が起こります。
もし、145代目のフリッツ王子が本当の意味で戦いを否定していたなら、「始祖の巨人」の力を使い、マーレ側に奪われた「九つの巨人」の内の七つを取り返してからパラディ島に逃げるべきではないでしょうか?
なぜなら、そうしないとマーレ側が「始祖の巨人」を奪いに来てもおかしくないからです。奪いに来れば、また、145代目フリッツ王子が否定していたはずの戦争が起こってしまいます。145代目フリッツ王子はそこまで頭が回らなかったのでしょうか?
ナガトは穿ちすぎでしょうか?(笑)この考えに賛同してくれる方がいたらうれしいです\(^o^)/
仮に、フリッツ王子がそこまで頭が回っていたとしましょう。そうなると、どうしてフリッツ王子はマーレに巨人の力を与えたまま大陸を去ったのでしょう?
ナガトの考えはこうです。
145代目フリッツ王子は不戦の契りを結ぶことで、マーレ側との因縁を断ち切りたかった、のではないでしょうか?「九つの巨人」のうち七つを奪い返さなかったのはマーレと対等であろうとしたから。マーレと友人関係を築きたかったのかもしれません。
以上のような145代フリッツ王の思いに、グリシャ達エルディア復権派は気付いていなかった、だからフリッツ王は恨まれているんだと思います。
もちろん、始祖の力が絶対であることに変わりがないので、マーレ側が対等だと思うはずがありません。それでも145代フリッツはその意思をマーレ側に伝えたかったのかもしれません。
ウーリは生前にこんなことを言っています。
「進撃の巨人」69話「友人」より/諌山創
滅ぼしあう他無かった我々を友人にしたものは一体何だ?暴力か?
このウーリの言葉には、壁を築いた145代目フリッツ王の意思が反映されています。戦いの否定です。だからこそ、ウーリはケニーとの戦いを否定し、友人になろうとしたのだと思います!
「進撃の巨人」69話「友人」より/諌山創
それでも私はあの時の軌跡を…信じている
ケニーと友人になれた、あの瞬間を信じているように、マーレと友人関係になれるかもしれないという可能性を信じている、、、のではないでしょうか?しかし「信じている」の直前に「…」とあることを考えると、何かためらいがあるのかも。信じてはいるけど望みは薄い、だからわずかの間でも楽園を教授したい、みたいな。
もう一つウーリの言葉を振り返ると、こんなことも言っています。
「進撃の巨人」69話「友人」より/諌山創
この世界はそう遠くない未来 必ず滅ぶ
そのわずかな人類の黄昏に 私は楽園を築き上げたいのだ
「そう遠くない未来」というのが世界の兵力がパラディ島に攻撃を開始するとき、だと考えてみましょう。ここで「必ず滅ぶ」と言っているのは抵抗の意思が無いから、ではないでしょうか。
たしかに、145代目フリッツ王に抵抗の意思があると考えられる描写もありました。
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
グリシャ:「依然フリッツ王は壁に籠ったまま音沙汰ないが 80年前に言い残した言葉がある 『今後我々に干渉するなら 壁に潜む幾千万の巨人が地上のすべてを平らにならすだろう』」
この発言から、フリッツ王には抵抗の意思があるのだと考えられますが、これはフクロウのウソである可能性もあります(; ・`д・´) わかりませんが、、。
予定より長引きましたが、書きたかったことはこれで以上になります!(^^)! もし、歴史が真実のままエルディアを助ける道に導くことができたら、諌山先生はとんでもないですよ!!(笑)
後半は結構入り組んだことを書きましたが、とにかく145代フリッツ王は、軽率な考えでパラディ島に逃げ込むようなことはしない、と思っているナガトでした!それではさようなら~(^O^)/
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