キングダム第624話のネタバレ記事です!
李牧(りぼく)と龐煖(ほうけん)の出会いが描かれ、そして龐煖が一体なにを目指しているのかが判明した前回。
龐煖は求道者のひとりで、争いが絶えることがない戦乱の世の中を憂いて、人の救済を目指しています。
そして、求道者のうちの誰かひとりでも人を超える存在になれば、全ての人々が争いを止めるだろうという考えを持つ求道者たち。
龐煖は武神として人を超えることを自身の道としていると、李牧は話します。
しかしながら、李牧以外の周りの兵士たちは心から納得できる話では無かったようです。
今回のキングダムは、龐煖の矛による猛攻撃が、信を襲います!
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人の情を否定した求道者・龐煖には、武神への道しかない
李牧の話を聞き終えた趙軍の兵士らは、龐煖が人の救済のために人を超える”模”を示そうと戦っているということの意味を理解しきれずにいます。
そして、「龐煖様からはそのような深い”愛”を感じませぬが・・・」と本音を漏らします。
これに対して李牧は「我らの考える”愛”は求道者は持ち合わせませんよ」と返します。
人の情を否定したのが求道者であり、彼ら(求道者)には道しか無いからです。
つまり、「龐煖には武神への”道”があるだけです」と李牧が説明します。
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トドメの一撃を加える龐煖、しかし立ち上がる信
依然として龐煖が一方的に信を攻め続ける展開が続いています。
全力で振られた矛によって吹っ飛ばした信に、龐煖は自ら間合いを埋めて近づきます。
この様子を見ている飛信隊からは「信殿っ」と心配する声が上がります。
一方の趙軍からは「終わった」と勝利を確信した言葉が漏れます。
しかし、トドメの一撃を喰らわせようとした龐煖の矛を、信は矛で受け止めます。
お互いに目を血走らせていますが、力で勝る龐煖が少しずつ矛で押していきます。
身体を仰け反らせて何とか龐煖の矛を止めていた信は、何とか矛の軌道から身体を避けて攻撃を交わします。
すぐに体勢を整えた信は「てめェっ」と叫びながら立ち上がります。
龐煖は立ち上がった信を目掛けて、再び思いっきり矛を振り下ろします。
この一撃を信は矛で受けることも、身体を避けることもできず、腹の部分でまともに受けてしまいました。
信の胴体には鎧が装備されていますが、矛の威力はすさまじく鎧にめり込み、信の腹から血が噴き出します。
龐煖がそのまま矛を振りぬくと、信の鎧は崩れ散り、信の身体もまた吹っ飛ばされました。
趙軍の兵士たちからは改めて「よし、これで終わったな」と勝利を確信する声が上がります。
飛信隊の尾平は両目から大粒の涙を流しながら「し、信・・・」と声を漏らすばかり。
しかし、戦いの様子を見ているカイネや尾平が目を丸くして、驚いた表情を浮かべます。
その視線の先には、腹の鎧を粉砕され、血が噴き出し、何度も矛で吹っ飛ばされた信が立ち上がる姿がありました。
秦軍と趙軍のどちらも兵士たちも、ただ驚きの表情で信の様子を見ています。
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信の後ろに立つのは王騎将軍、龐煖の猛攻撃が激化
カイネが李牧に対して質問をします。
「あの男はなぜ・・・立ち向かっていけるのですか・・・武神にならんとする程に圧倒的に強い龐煖様を相手に、何度でも立ち上がり、何度でも向かっていく・・・あの男は・・・」
李牧が口を開きます。
「龐煖が人の代表ならば、彼も人の代表です」
その時、依然として攻め続ける龐煖の矛を、信が矛で受け止めました。
これには改めて両軍の兵士たちは驚きの表情です。
趙軍の兵士は「ば、バカなっ、あんな死にかけの男が・・・」と信じられない様子です。
必死の形相で矛で受け止めた信、一方の龐煖は何やら不思議そうな戸惑いの表情を浮かべます。
秦軍の兵士たちが気付きます。「えっ、し、信がっ」「押してるっ!?」「信殿っ」
ここで龐煖が何やら目を見開きます。
龐煖の目に映るのは、信の後ろに立って共に戦っている王騎(おうき)将軍の姿でした。
龐煖は再び猛烈な攻撃を仕掛けます。
矛を振り上げて信を地面に吹っ飛ばすと、まだ立ち上がれない信に対して矛を何度も繰り返し叩きつけます。
龐煖の攻撃は信の全身を襲い、体中の鎧を粉砕していきます。
この様子を見ている秦軍の兵士たちは思わず飛び出そうとしてます。
しかし、歩兵たちは自らの足を動かすことができず、騎馬隊は馬を操ることができません。
答えを持つ男・信「天下の大将軍だっつってんだろーが」
戦いを眺めている李牧が呟きます。
「私が龐煖の道を答えに導く者、そして、信はその答えを持つ者」
さきほどまで龐煖の猛攻を受けているだけだった信が立ち上がり、また龐煖の矛を受けました。
秦軍と趙軍の兵士らは驚きの表情、そして龐煖の目も驚いているように見えます。
龐煖が問いかけます。
「なぜだ、なぜ、俺に、抗える」
「貴様らは、一体、何なのだ」
”人の代表”である信が、じりじりと身体を起こして龐煖の矛を押し返しながら叫びます。
「るせェ、何度も、何度も」
「天下の大将軍だっつってんだろーが」
次号、信が持つ答えとは・・・!?
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