キングダム621話のネタバレ記事です!
前回620話では、戦場に響き渡る龐煖(ほうけん)の雄叫びと、静かに巫舞(みぶ)の呼吸を始めた羌瘣(きょうかい)という対照的な二人の一騎打ちが始まりました。
羌瘣が自分の刀・緑穂(りょくすい)に「ごめん、力を貸して」と呟き、呼吸を深めながら先制攻撃を仕掛けました。
今回621話でも、信が到着する前に龐煖を倒すことに狙いを定める羌瘣が引き続き、序盤から積極的に攻撃を続けます。
秦軍の兵士たちが羌瘣の戦いぶりに安堵した瞬間、龐煖の猛反撃が始まります。
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雷の神・羌瘣の猛攻により、土の器・龐煖は指2本を失う
手に握る緑穂を見つめながら羌瘣は「もっと深くいこう」と話しかけます。
極みの淵に立っている龐煖を倒すためには、「今までで一番深いところまでいかないと」と覚悟を決めます。
トーン タンタンと呼吸を続ける羌瘣は「命を投げ出すほどに深いところまで」と、かつてないところまで深まっていきます。
古(いにしえ)の闇
開闢(かいびゃく)の炎
汝(なんじ)の眼(まなこ)は何を宿す
天を裂く白光(はつこう)
地を揺らす鼓動
汝の耳は何を刻む
人は迷いし土の器
我は舞う 雷(いかづち)の神
龐煖へと真っ直ぐに詰め寄る羌瘣は「嗚呼、緑穂、血が逆巻く」と目を血走らせます。
そして、大きく振り回された龐煖の矛を飛んで避けると、そのまま龐煖の右肩に一太刀を入れました。
龐煖の肩からは血しぶきがあがります。
これには飛信隊の副将・渕(えん)や、麃公兵の岳雷(がくらい)と我呂(がろ)が唖然とした表情です。
しかし、さらに羌瘣は攻撃を止めず、さらにもう一太刀を龐煖の背中に入れます。
これには丘の上から戦況を見守るしかない趙軍総大将の李牧(りぼく)も苦悶の表情を浮かべます。
さらにもう一撃、今度は龐煖の左肩から血しぶきがあがります。
この羌瘣の猛攻に唖然とする秦軍の兵士たち。
まだ攻撃の手を緩めない羌瘣は次の一太刀で、矛を握る龐煖の左手の小指と薬指を斬って落としました。
この様子を眺めている渕が「い、いけるっ」と確信します。
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龐煖の猛反撃!足首を掴んで羌瘣を地面に叩きつけるが、羌瘣の刀が!
攻める一方だった羌瘣に疲れが見えはじめました。
地面を見つめゴホっと咳き込む羌瘣は、血を吐き出します。
渕は不安そうに「羌瘣殿」と叫びますが、歯を食いしばり気合いを入れ直した羌瘣は、再び攻撃を始めます。
さらにもう一撃、龐煖の右肩へと入り、秦軍の兵士たちからは口々に「いけ」「いけっ」「いけェっ」の声が上がります。
が、しかし、ここでカッと目を見開いた龐煖が「ふざけるな」と叫びながら矛を振り上げます。
羌瘣の攻撃を受けた矛をそのまま振りぬき、身体ごと吹っ飛ばしてしまいました。
飛び石のように地面を跳ねながら飛ばされる羌瘣、唖然とする秦軍兵士たち。
「吠えるな”神堕とし”の分際で」と、先ほどまで無口だった龐煖が口を開きます。
「貴様こそ、所詮は”器”、宿す者ではない」と羌瘣の言葉に答えます。
さらに「今の貴様の境地など、とうに踏みしだいたわ」と叫びました。
我、武神龐煖也
さきほどまで思い通りに入っていた羌瘣を、すべて矛で受け止めてしまう龐煖。
優勢を確信していた秦軍兵士たちの表情は曇り、次第に固くなっていきます。
羌瘣は決して手を止めることなく攻め続けるのですが、ここで龐煖が何かを掴みます。
龐煖は羌瘣の左足首を掴むと、そのまま地面へと思い切り叩きつけました。
あまりの衝撃に意識を失っているかのように見える羌瘣は、さらに何度も頭を地面に叩きつけられます。
戦いを見守るしかない渕は、目尻に涙を浮かべながら「や、やめぇ・・・」と声にならない声を上げます。
しかし、まだ羌瘣には力が残っていました。
龐煖によって身体を振り上げられた羌瘣は目を大きく見開き、次の攻撃を仕掛ける体勢に入ります。
そして、次の瞬間!
まだ左足は龐煖に掴まれたままですが、羌瘣の刀が龐煖の左手を突き刺しています。
カッと目を見開いて刀に力を込める羌瘣、そして歯を食いしばり戦況を見つめる秦軍の兵士たち。
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龐煖の勢いは止まらず、羌瘣を投げつけた先には!信が登場!
左手に突き刺さったままの刀越しに羌瘣を睨みつける龐煖、額には血管を浮き立たせます。
再び羌瘣の左足を掴んだ手に力を入れ直すと、バギッと骨が折れたかのような音がなりました。
そして、羌瘣の身体は再び思いっきり振り上げたかと思うと、そのまま意識のない羌瘣を頭から地面に叩きつけました。
ここまで戦況を見守っているだけだった秦軍の兵士たちですが、思わず麃公兵の岳雷と我呂が飛び出します。
「やめろっ」と騎馬にまたがりながら駆け寄る二人に対して、龐煖は羌瘣の身体を投げつけます。
羌瘣の身体は二人に当るのかと思いきや、そのまま二人の間をすり抜けるように一直線に飛んでいきます。
そんな羌瘣の身体を受け止めたのは、信です。
ボロボロの身体でここまで駆けつけた信ですが、歯を食いしばり怒りに身体を震わせています。
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