まだエルディア帝国が存在していた時代、帝国内部では8つの家が互いに戦いあうこと弱体化、エルディア帝国の時代が終わりを告げました。
この混乱の中には表向きに公表されていなかったエピソードがあり、ヴィリーの演説で語られました。
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目次
巨人大戦の大まかな内容
巨人大戦の時系列まとめ
時期 | 出来事 |
?? | エルディア帝国内での8つの家による争い |
?? | 「始祖の巨人」を持つ王により帝国の混乱を収める |
?? | ・・・(上↑の流れが繰り返される) |
?? | ・・・(繰り返される) |
?? | ・・・(繰り返される) |
?? | カール・フリッツ誕生 |
?? | 自国内での争いと虐げられるマーレに心を痛める |
743年 | タイバー家と手を結ぶ |
743年~ | マーレの英雄ヘーロスとタイバー家が協力、フリッツ王を打倒(建前) |
743年~ | 帝国の均衡は崩壊、マーレが7つの巨人を獲得&大陸を支配 |
743年~ | 王は退いたとしてパラディ島に逃亡(建前) |
743年~ | 島に三重の壁を作る&「壁に攻撃すれば地鳴らしをする」と言い残す |
743年~ | 壁内人類の記憶を改竄&楽園をつくる |
巨人大戦の概要
巨人大戦がどういうものだったのかは86話と99話でそれぞれダイナとヴィリーによって説明がされています。
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
「そもそも『巨人大戦』とは145代目の王が『始祖の巨人』を継承したことが始まりですが」
「それまでも八つの巨人を分けた家同では争いの絶えない時代が永らく続いていました」
巨人の力を手にし敵を失ったエルディア帝国は同族同士争い合っていました。
それでも始祖の巨人を持つ王によって均衡は保たれていたといいます。
145代王カール・フリッツが「始祖の巨人」を手にしパラディ島に引きこもったことで、均衡は崩壊。
それまでエルディアの喉元を狙っていたマーレ人たちが立ち上がります。
「九つの巨人」のうち7つの巨人がマーレに渡り、大陸のほとんどはマーレの支配化となりました。
その結果現在エルディアは弱体化している、というのが一連の流れです。
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巨人大戦の歴史
表向きに明かされていた「巨人大戦」の歴史
「進撃の巨人」99話「疾しき影」より/諌山創
「そして 敵のいなくなったエルディア帝国は」
「同族同士で殺し合うようになりました」
「『巨人大戦』の始まりです」
「八つの巨人を持つ家が結託や裏切りを絶えず繰り返し 血を流し合ったのです」
始祖の巨人を除く8つの巨人(鎧、女型、超大型巨人、獣、顎、車力、戦鎚、進撃)はフリッツ家の下につく家々が管理していました(戦鎚を所有していたのはタイバー家)。
この8つの家は互いに裏切りあいます。それによって消耗したところにあるマーレ人が付け入りました。
「進撃の巨人」99話「疾しき影」より/諌山創
それがマーレの英雄ヘーロスです。
彼とタイバー家が手を組むことで、始祖の巨人を所有するフリッツ王をも倒し、大陸から追い出すことに成功します。
ただし、これは巨人大戦について表向きに明かされている歴史。
話には裏がありました。
100・101話でこれまで語られてこなかった事実が公表されます。
戦鎚の巨人が引き継いできた「巨人大戦」の歴史
巨人大戦にはタイバー家が関わっているため、「戦鎚の巨人」には巨人大戦の歴史が刻まれているとのこと。
真実はタイバー家が握っていました。
巨人大戦を集結させたのはフリッツ王だったのです。
「進撃の巨人」99話「疾しき影」より/諌山創
ヴィリー:「彼は『始祖の巨人』を継承すると同時にタイバー家と結託し」
「エルディア帝国の歴史に自ら終止符を打つべく その身を捧げました」
カール・フリッツ王はタイバー家と協力、マーレ人を英雄として称えました。
そのマーレ人こそがヘ―ロスであり、彼がフリッツ王を討ち破らせたことにしたのです。
マーレがエルディア帝国を倒すという筋書きには英雄がいた方が歴史として見栄えがよくなりますし、マーレ人の誇りにもなるから、ということでしょう。
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
グリシャ父:「フリッツ王は残された国土『パラディ島』に三重の壁を築き国民と共にそこへ逃げ込んだ」
「だが全員ではない 我々非マーレ派のエルディア人残党は」
「奴らに見捨てられこの大陸に取り残された」
こうしてフリッツ王はパラディ島に移りました。
その際、できる限りエルディア国民を島に移住させ、そこで共同体を作ります。
グリシャの父親は自分たちはフリッツ王に見捨てられたエルディア人であると教えていましたが、ヴィリーの演説では「自らと…できる限りのエルディア国民を島に移し…壁の門を閉ざしました」と語られていました。
見捨てられたわけではないと思われます。
「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
移住先の島には、マーレに攻められないよう「三重の壁」(マリア、ローゼ、シーナ)を建てます。
三重の壁は始祖の巨人の力によって作られ、幾千万の超大型巨人の硬質化したものが壁となっています。
こうして743年、カール・フリッツ王により長きにわたる巨人大戦は終幕を迎えました。
壁を閉ざす際、フリッツ王はある言葉を残します。
「今後我々に干渉するなら」
「壁に潜む幾千万の巨人が地上のすべてを平らにならすだろう」「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
マーレが島に進攻し壁内の人間の命を危険にさらす恐れがありました。
その対抗策として「地鳴らし」を用意していると言い残したのです。
しかしこれは真意ではないとヴィリーは言います。
地鳴らしはあくまで牽制力でありマーレの進攻を食い止めるための建前。
もし敵が攻めて来れば、そのときは抵抗せず壁の民は滅びるだろうというのが本音でした。
それまでエルディアがマーレを苦しめていたことを考えれば、自分たちは殺されて当然の存在だという考えを持っていたのです。
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巨人大戦後の島と大陸
その後のパラディ島
アニメ「進撃の巨人」44話「願い」より/諌山創
壁内に引きこもったあと、フリッツ王は民を統一します。
壁の民に外の世界に興味関心を抱かせないよう、始祖の巨人の力を使い人々の記憶を改竄しました。
しかしユミルの民ではない一部の人種は始祖の巨人の能力の影響を受けず、記憶を維持。
その民族に含まれるのが東洋の一族とアッカーマン家です。
王が壁を作ってからおそよ100年間、壁内人類は平和に暮らしました。
その後の大陸
大陸はマーレがそのほとんどを手に入れ、エルディア人の領土はほとんど消滅したようです。
「進撃の巨人」86話「あの日」より/諌山創
追い詰められたエルディア人はマーレ人に支配され、多くはレベリオ収容区で生活しています。
エルディア人は左腕に腕章をつける必要があり、見た目で区別できるようになっています。
レベリオ区から出るには外出許可証が必要です。
幼いグリシャは外出許可証なしで壁の外(レベリオ区の外)に出たため、ひどい目にあいました。
まとめ
巨人大戦の歴史をまとめました!
もしかしたら今後物語が進むなかで情報が追加されるかもしれません。
回想シーンなどに注目です!
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