ゴールデンカムイ第225話のネタバレ記事です!
3つの勢力がそれぞれの動きを見せるなか、新たな刺青脱獄囚の情報が出てきました。
前回までには海賊房太郎という潜水の得意な脱獄囚のことが描かれました。
そして今回もまた、別の刺青脱獄囚が登場します。
各勢力が新たな刺青人皮の獲得を目指して動きはじめます。
では、今回のネタバレをはじめます。
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目次
札幌の貧民窟で売春婦の首を切り裂くシルクハットの男
場所は札幌、雪の降る夜の街並みです。
札幌の東地区は明治時代、貧民窟(ひんみんくつ)と呼ばれていました。
酒と病気が蔓延し、売春婦たちも夜の街で活動していました。
街角で労働者に声をかけて客引きをする売春婦の姿があります。
売春婦「おとっつぁん、遊んでけ」
労働者「金持ってるように見えっかよう?」
ほかにも売春婦は大勢いるようで、別の場所でも男に声をかける女がいます。
売春婦「あんたの宿はこっちなの?」
売春婦「あたしね、名古屋の良家で生まれたのよ、昔はお嬢さんだったのよ」
売春婦「あんた、どこから来たの?」
一方的に話しかける売春婦に対して、シルクハットを被った男は無言のままです。
そんな男に対して売春婦は「無口なひと、好きよ、死んだ旦那も無口でね」
さらに女が「あれ?あんた日本・・・」と言いかけたとき、男が女のあごを掴みます。
売春婦が口から大量の血液を吐き出したかと思うと、男はナイフを取り出しました。
そして、女の首を真横に切りつけました。
シルクハットの男の首元には、あの刺青がチラリと見えています。
男は、雪の上に倒れた女の身体を何やら探っています。
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石川啄木が登場!シルクハットの男が脱獄囚だと感づく門倉
夜が明けた札幌市街では、人だかりができ、記者やカメラマンも集まっています。
「喉を切り裂かれ、腸が引き出され、右肩にかけられていたと・・・」
「先月31日に同じく貧民窟で殺された娼婦と手口が似てますね~」
「同一犯ですか?警部どの」
記者の一人が警察官に質問をしますが、警察官は「かもな」と答えるだけです。
さらに記者は質問を続けます。
「目撃者は?誰か目星はついてるんですか?」
「飯おごるんで、何かネタくださいよ」
これに対して警察官は「うるせぇ」のひとこと。
この記者の名前は、石川啄木といいます。
場面が変わって、土方たちが隠れ家にしている寺に、この石川啄木の姿があります。
「札幌じゃあ連続殺人事件ってことで、そりゃもう、大騒ぎですわ」
「私も調子に乗っておどろおどろしく書き立てるもんだから、新聞がもう売れて売れて」
新聞の発行部数が好調で、啄木はご満悦の様子です。
こんな啄木の前に座って相手にしているのは永倉です。
啄木「お駄賃ください、永倉さん」
永倉「新聞に書かれていない情報を持ってこい、クズ」
話を聞いていた牛山がひとこと。
牛山「酷い殺し方だ、娼婦に恨みでもあんのかね」
啄木「許せませんね、早く捕まえてほしい」
啄木「いまお気に入りの遊女がいるんで、殺されたらがっかりですよ」
永倉「お前はドブで転んで背中うって死ね」
啄木には声をかけず、土方は門倉に話しかけます。
土方「刺青の脱獄囚24人で心当たりは?」
門倉「いますね」
門倉「10年近く前に横浜で遊女を刃物でメッタ刺しにして網走監獄に収監された男」
この状況について土方は、騒ぎが大きくなっていることを懸念します。
土方「警察は躍起になって犯人を捜す」
土方「そしてあの第七師団のはぐれもの達もニオイを嗅ぎつけてくるだろう」
外出中の尾形は、飛んでいるカモに狙いを定めますが命中しません。
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鶴見中尉も札幌の連続殺人事件に注目。菊田たちを向かわせる
オホーツク海沿岸の集落。
雪のつもる地面に頭部をうずめる馬と、それを眺める宇佐美。
酪農者「誰だ、俺の馬を殺したのはッ」
宇佐美はそんな声には聴く耳を持たずに、立ち去っていきます。
一方、路上で新聞を眺める鶴見中尉は、札幌の連続殺人のニュースを読んでいます。
鶴見「札幌連続殺人事件、刺青脱獄囚のニオイがするな」
そして菊田特務曹長を呼びつけ、札幌へと向かうように指示します。
菊田に対して宇佐美を連れていくように指示しますが、菊田は不満そうです。
宇佐美「菊田特務曹長と行くの嫌だなぁ」
菊田「実は俺もだよ」
鶴見「菊田はきっと札幌で役に立つ」
鶴見中尉は、現在の場所でアシリパ捜索をメインに動いているらしいです。
菊田たちには土方勢力との遭遇に警戒をするように促します。
しかし宇佐美は「僕が皆殺しにして全てを奪ってやる」と鶴見中尉の言葉を聞いていません。
こうして、第七師団のふたりと、土方勢力は札幌へと移動をはじめました。
鶴見中尉と宇佐美の出会い(鶴見の回想シーン)
明治28年、新潟県新発田。
鶴見中尉の昔の回想がはじまります。
武田先生「篤四郎くん、戦地はどうだったかね」
鶴見「面白いものが見れましたよ、先生」
鶴見は武田先生の前に正座で座り、戦地で見た兵士たちの様子を語ります。
大勢の兵士が銃を撃つのをためらったり、わざと敵をはずして発砲しているとのこと。
そして「圧倒的多数の兵士は殺人に抵抗があり、避けようとするんです」と話しました。
そこへひとりの少年が入ってきます。
少年「篤四郎さん!!帰って来てたんですね!!」
鶴見「やあ、キミか、久しぶり、また背が伸びたね、トキシゲくん」
そこに立っていたのは、若かりし頃の宇佐美時重(14歳)でした。
次号予告コメント:殺人鬼。土方一味。師団精鋭、札幌バトルロワイヤル!!!!
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