ゴールデンカムイ221話「ヒグマ男」のネタバレ記事です!
崖から落ちそうになっているところを助けたのが縁で、杉元と白石の砂金掘りの師匠となった平太。
川で砂金を採る一行の近くに人殺し熊(ウェンカムイ)が出没したことで作業は一時中断し、杉元らは熊退治に向かう。
ヒグマの姿はどこにも見つけられないものの、平太の仲間たちが次々と命を落としていった。
そして前回220話では、ウェンカムイの正体が平太であることが判明し、杉元に襲い掛かってきた。
キングカムイに新たに加わったホラー要素の物語の結末は!?
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目次
網走脱獄死刑囚・松田平太の過去
221話のカバー絵はヒグマの皮を被った平太と、そこに飲み込まれる平太の仲間たち。
そして何故か、とんねるずの懐かしの歌「ガラガラヘビがやってくる」のパロディ歌詞が書かれています。
ヒグマ男がやってくる
お腹を空かせてやってくる
あいつらは一人じゃない
何人でもペロリ
門倉部長とキラウシが、死刑囚として網走に収監されていた当時の平太について語っている。
死刑囚として収監されていた平太は、ころころと口調が変わる変な男だった。
平太いわく「自分の中に何人もの人がいて入れ替わるんだ」
さらに「ヒグマが舎房のまわりをウロウロしてる」と怯えていた。
平太によると、頭のなかにはウェンカムイがいて、次々と人を襲っては食っていくのだそうだ。
最後には自分が食われてしまって乗っ取られ、現実に生きている人間を誰か襲いに行くことになる。
誰かを襲わないとおさまらないのだと、獄中の平太は話していた。
「現実の人間を殺すと私の身体はバラバラの肉片となって山に飛び散る」
「そして元の私に戻る、それの繰り返しなんです。何度も何度ども・・・」
門倉部長は「なんで飛び散るんだよ」と言ってアハハと笑うが、キラウシは何やら納得している様子。
「俺の地元ではウェンカムイを斃(たお)したら、肉も毛皮も取らずに細かく切り刻んで山にばら撒き『改心しろ』と説教する」のが風習なのだそうだ。
さらに獄中の平太は「捕まって良かった」と話していた。
その理由は「『あれ』がなければ私はウェンカムイに食われないと・・・安心しました」とのこと。
しかし、平太によると「時々、私を操り、ここから脱獄させようと悪だくみをしている」らしい。
その証拠として平太は「見てください、いつの間にか私の体に入れ墨が掘られてるんです」と言う。
着物の前を広げて肩を出した平太の上半身には入れ墨が彫られている。
そして舎房の格子窓からは、ヒグマが顔をのぞかせて平太の様子を見ている。
門倉部長は「全部そいつの下らん与太話だと思うだろ?」と言うのだが。
松田平太の死刑になった裁判の記録によると、平太はヒグマの毛皮を被って被害者の体をズタズタにした挙句、その肉をむさぼったという。
門倉部長「今もどこかでそれを繰り返しているはずだ」
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平太vs杉元の対決!しかし平太は自らを葬ろうと・・・
銃剣を振り回す杉元、そして杉元の腕に噛みつくヒグマの皮を被った平太。
ふたりは揉み合いながら崖を落ちていく。
戦いの様子を見守っているアシリパのもとへ白石が辿り着き「平太師匠はどこ?」と聞く。
さらに「あいつは、入れ墨持ちの脱獄囚だ」とアシリパに向かって叫ぶ。
平太に掴みかかられた杉元は「なんて怪力・・・」と、平太のパワーに驚く。
崖から転げ落ちた際に杉元の銃剣は木の枝に引っかかってしまって手元にない。
杉元に噛みつこうと襲い掛かる平太に対して、杉元はナイフを取り出して応戦。
毛皮の上からザクザクザクザクと平太の身体を突き刺していく。
この杉元の攻撃に対して平太は思わず「ギャアァ!!」と叫び、毛皮の中から手を伸ばして何かを掴もうとする。
平太が伸ばした手の先にあったのは、縄。
手に握った縄をグイっと引っ張ると、仕掛けられた矢が発射し、杉元に向かって一直線に飛んでいく。
しかし、この矢を受け止めたのは平太の首すじ。
杉元に抱きつくような体制で矢を受けた平太は、ヒグマの皮を被ったまま雪の上に倒れこんだ。
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ウェンカムイに勝った平太「ありがとう」
「杉元、無事か?」とふたりのもとへ駆けつけるアシリパと白石。
倒れた平太は「やった・・・あいつに勝ったぞ」と謎の言葉を呟く。
ここがあの仕掛け弓が仕込まれた場所であることに、木の目印を見つけたアシリパが気付いた。
そして、平太がウェンカムイとの戦いについて語り始める。
あいつに気付かれないように、ここへ誘い込みました。
12歳の頃にアイヌから聞かされたウェンカムイの話が恐ろしくて恐ろしくて
いつも空想していました
私が汗水ながして砂金を掘っても、その日のうちに散在する家族たち
砂金に目がくらんだ欲深くて醜いあいつらにバチを与えて欲しかった
ある日ついに・・・!!
僕のウェンカムイが家族を全員殺してしまった
そして欲深い私も罰として食べられた・・・
ウェンカムイとなった私は誰かを食べに行く
誰かに止めて欲しかった
杉元さんが戦ってくれたおかげで自分でとどめをさすことが出来ました・・・
ありがとう
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※本ページの情報は2019年11月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
杉元「砂金への欲望が人生を狂わせたのか・・・あるいは砂金に狂わせる魔力があるのか・・・」
平太の話を聞き終えたアシリパは口を開き、地元でのウェンカムイの考え方を話す。
アシリパの住むちほうでは、ウェンカムイに殺された人間は「カムイに好かれたから連れて行かれた」と考えるのだそうだ。
だから「平太が言うようにウェンカムイは罰を与えるために人を殺すのではないんだけどな」と嘆く。
中途半端にアイヌの話を聞いたことで「平太の中で間違ったウェンカムイが育ってしまったんだろう」と杉元。
アシリパは「正しく伝えることは大切だ」と、アイヌの文化の伝承への思いを口にする。
一方の杉元は「砂金への欲望が人生を狂わせたのか・・・あるいは砂金に狂わせる魔力があるのか・・・」と呟く。
杉元の頭に浮かぶのは、鶴見中尉、土方、そして尾形。
傷ついた平太を抱え込む白石が「死なないで平太師匠!次はどこを掘れば良いんですか!」と言い、
「平太師匠おおお!!」と叫んでいる。
(ゴールデンカムイ、次号は休載です。)
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