「不滅のあなたへ」の116話が公開されました。
115話を見た方ならわかると思いますが、今回で第1部が完結となりました!
今回116話は第2部に繋がる話となっています。タイトルは「時代の終わり」。
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自己を拡大させていくフシ
世界を平和にするまでフシの戦いだけは終わらない
第1部「前世編」完結へ。
解説から始まります。
「フシは目的に向かって突き進んだ」
「世界を覆いノッカーの居場所をなくすのだ」
「その様子はまるで眠っているようだったがそうではなかった」
「自分の端々に意識を集中するあまり肉体の方は呼吸をするのみだった」
「自己拡大するほど体表にある命の炎はフシにとって小さくささやかな存在になっていった」
「足元にあったあたたかさが安楽死の妙薬によって消えていくのに気が付かないほどに」
「カムはそのまま墓守りになった」
カム:「フシさんが…」「その時が来たらよろしくって…」
グーグー:「俺も手伝うよ」
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カハクは選ぶ
場面はベネット教がいるイルサリタに移ります。
「レンリルでフシが生きているだと…!?」とベネットのトップが部下に話しています。
民衆に知られる前にフシを殺さなければと話しています。
そこに「協力しましょうか」とカハクがやってきました。
カハクはベネット教本部に入りこみ、フシを殺す手伝いをすると言います。
「もっとだ!!もっと鉄を集めろー!」
「イルサリタ中の鉄を集めるんだー!!」
ベネット教側はカハクの命令を聞き入れたらしく、イルサリタ(ベネット教がある地の名前)にある鉄を集めています。
ベネットのトップがお前は守護団をやめたのか、なぜ敵の巣に一人でやってきたと問います。
それに対しカハクがやめていないと回答。
たとえ自分が死んでも、その後に生まれてくる子どもがハヤセの意志を受け継いでくれると話すカハク。
「ほう ではお前は死にに来たんだな?」と尋ねるベネットのトップ。

「不滅のあなたへ」116話「時代の終わり」より/大今良時
(ドン)と製鉄所の足場から落ちるカハク。
「あの子は6代目にふさわしくない」
カハクが過去を思い出しています。
近くには家があり、外でボール遊びをしている幼いカハクが描かれています。
「男児を生んだと同時に母親が死ぬとは」「ハヤセ様は我々を見放されたのだろうか…」
「仕方がないとはいえ 男のあいつに何ができる」
と家の中から聞こえてくる大人たちの話し声をカハクが聞いています。
家の中に戻ったカハクは6代目にふさわしくないかもしれないが出来る限りのことはやります、頑張りますと目に涙を浮かべながら言います。
すると大人の一人がだったらフシにすべてを捧げると誓えと言いました。「はい」と答えるカハク。
足場から落ちたと思われたカハクでしたが、伸びた左腕が足場に捕まっています。
落ちれば死ぬとわかっているためか、左腕は落ちたくない様子。
カハクは右手を使って持っていた剣で自分の左腕を切り落とします。
左腕の先端の方は足場に残っていますが、カハクは落ちていきます。
「愛してます」「フシ」と言うと下に落ちました。
カハクが落ちた瞬間に製鉄工場は爆発。
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フシは取り戻し、日々が過ぎる
フシが最初の少年の姿に戻りました。
その他の人間の姿も取り戻しますが、それはカハクの死を意味していました。
ボンの姿を取り戻したフシはレンリルにボンを返しました。
アイリスとチャボがいるところに突然ボンが現れるとみんなは驚き喜びました。
トナリはフシに関する新しい小説を書きました。
ハイロは反フシ派によって死んだとのこと。
カイは病気で死亡。
メサールは日々の不摂生が原因で死亡したと説明されます。
トナリはジャナンダで余生を過ごし、死んだとのこと。骨はフシの足元に運ばれました。
グーグー、カム、マーチは反フシ派との戦いで重症を負い、その後死にしました。
そして現在ボンが死ぬ間際でした。
だいぶ歳を取ったボンがベッドに横たわっているのを昔の仲間たちが囲んでいます。
「悲しまないでよ皆…」「僕は今からハッピーな所にいくんだ」とボンは言いますが、みんな涙を流しています。
ボン:「ありがとうね皆…」「皆の顔…忘れないから」
ボンも死んだようです。

「不滅のあなたへ」116話「時代の終わり」より/大今良時
場所はわかりませんが山と家々が立ち並ぶ風景が描かれています。
電波塔?のような酷く現代を思わせるものがあるように思えます。
「先輩 ミズハ先輩~~!」
「これ!忘れものっス」
「あ…」「ありがとう…」
「これ お気に入りだったんだァ…」
「じゃっ」
学生服を着たミズハという人物が忘れ物を受けとっています。
一つの時代がおわり
人々は新たな
世を生きていた――。
116話「時代の終わり」、以上です!
マーチは安楽死