みなさん、こんばんは。
早くも3月に突入してしまいました。進撃の巨人115話の公開まであとわずかですね(/・ω・)/
さて、今回の内容ですが、進撃の巨人114話「唯一の救い」に登場した擬音について見ていこうかと思います。なぜこの話題を取りあげたかというと、進撃の巨人考察で知られるアースさんの記事に惹かれたからです。
以前アースさんの記事に「パアシイ」について考察している記事がありました。作者である諌山先生が意図して登場させたのかはわかりませんが、何かありそうですよね(`・ω・´)
というわけでナガトもアースさんを真似しつつ「パアシイ」について考えていきたいと思いますm(__)m
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「沈黙の塔」とは?
沈黙の塔ですが、文豪森鴎外さんの作品でした。青空文庫でも読めます。
僕は興味があったのでkindleで少し覗いてみました。しばらく読んでいたらすぐに終わってしまいましたよっ!文豪の書ということでめちゃめちゃ長いと思っていたのですが、すごく短かったですね。
本書は「なぜパアシイ族が仲間内で殺し合いをしているのか」を説く形で文章が進んでいきます。
「進撃の巨人」114話「唯一の救い」より/諌山創
パアシイ族の少壮者は外国語を教えられているので、段々西洋の書物を読むようになった
前半部分でこのように書かれていますが、これがパアシイ族が殺し合いを始めた原因です。洋書には危険な思想が多くあるので、それを読む奴は危険な思想を持っているに違いない、ということで殺すわけです。
そして、この本の一番最後のまとめとして
どこの国、いつの世でも、新しい道を歩いて行く人の背後には、必ず反動者の群がいて隙を窺うかがっている。そしてある機会に起って迫害を加える。ただ口実だけが国により時代によって変る。危険なる洋書もその口実に過ぎないのであった
とあります。
アースさんもこのあたりを引用されていましたが、たしかに「新しい道を歩いて行く人の背後には、必ず反動者の群がいて」という部分は進撃の巨人でも言えるかもな、と思います。
「進撃の巨人」111話「森の子ら」より/諌山創
調査兵団 = 新しい道を行く人
反動者の群れ = 憲兵団
構図でいうとこのような感じになるのかな~と思いました。
ただ
イェーガー派 = 新しい道を行く人
というふうに考えることもできるのかなとも思ったりします(`・ω・´)
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「ポグロムの二の舞」はエルディア人の虐殺?
「沈黙の塔」の中で気になる文章を見つけました。どうぞ↓
危険なる洋書を読むものを殺せ。かういふ趣意で、パアシイ族の間で、Pogrom(ポグロム)の二の舞が演ぜられた
「ポグロム」って何?となると思います。「ポグロム」は19~20世紀前半にロシアで起こったユダヤ人に対する集団暴力のこと、だそうです。
コトバンクから引用してみました↓
すでに皇帝アレクサンドル3世治下のロシアでは宗務院長 K.P.ポベドノスツェフによって,また皇帝ニコライ2世時代には内相 V.K.プレーベによって極端な反ユダヤ人政策がとられ,国内の不満をそらせる目的から政府の奨励,黙認のもとに大規模なポグロムがしばしば行われた。
引用:コトバンク
ここでユダヤ人が出てきていますね。マーレにいるエルディア人ですが、実はユダヤ人と外見が似ているんですよ。どのように似ているかというと、腕章を身に着けているということです。
「進撃の巨人」114話「唯一の救い」より/諌山創
「パアシイ族」がエルディア人のことを指すなら、ポグロムの二の舞を演じた「パアシイ族」はエルディア人のことを言っている、となりませんか?つまりエルディア人もポグロムの二の舞を演じることになります。
先ほど、「先を行く人」と「反動者の群」の話をしましたが、もしかしたら、これは昔のエルディア帝国のことを言っているのでは?という気もしてきました。そこで仲間同士の殺し合いが起きたということも考えられそうかなぁ、と。その殺し合いの末に、大陸側とパラディ島側のエルディア人に分かれた、なんてことがあるかも、、( ゚Д゚)
少し頭が疲れたので今回はここまでにしたいと思いますm(__)m
さようならー(^O^)/
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