アズマビト家が初めて登場したのは24巻98話でした。
ミカサのルーツに関係する存在であり、またパラディ島の安全保障にも大きな影響を与える存在。
そんなアズマビト家の情報をまとめました!
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アズマビト家は有名な家だった
「進撃の巨人」107話「来客」より/諌山創
ミカサ:「この印は死んだ母の一族が受け継いできたものです」
「私も自分の子に託すよう言われました」
アズマビト家はヒィズル国という東洋の国の一族。将軍家時代の子息からつづく子孫に当たります。
100年以上前、ヒィズル国はエルディア帝国の同盟国でした。
巨人大戦の後は敗戦国としてかつての将軍家は滅びたようです。
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アズマビト家の歴史を振り返る
「進撃の巨人」107話「来客」より/諌山創
キヨミ:「およそ100年以上前 ヒィズル国はエルディア帝国の同盟国でした」
「アズマビト家の御親にあたる我が国 将軍家子息はフリッツ王家と懇意にしており このパラディ島に逗留しておられたのです」
キヨミ様の説明するとおり、ヒィズル国は100年以上前はエルディア帝国の同盟国。
ただ同盟国になった理由など、周辺の事情はわかっていません。
145代目カール・フリッツ王が「始祖の巨人」を継承し、パラディ島に拠点を移した後も将軍家は王家との交流をつづけていました。
そして島に逗留していたということです。
王家とはエルディア帝国時代から懇意にしていたということなので、145代目カール・フリッツ王以前から王家との交流は深かったのでしょう。
巨人大戦後に迫害を受ける
転換点はカール・フリッツ王が壁内人類の記憶を改竄したことです。
壁内を統治するうえで障害になった将軍家は、フリッツ王によって迫害を受けたものと思われます。
迫害された理由は2つ。
1つが東洋の一族が「ユミルの民」ではないから、
もう1つが王政に背を向けたからです。
ユミルの民以外の民族は王の力が及ばないため都合が悪いんですね。
迫害により、844年までには壁内の東洋の一族はほぼ全滅状態になったとのこと。
このときヒィズル本国の状態がどうなっていたのかなどは明かされていません。
しかし「敗戦国」だったことから肩身は狭かったでしょう。
「進撃の巨人」111話「森の子ら」より/諌山創
キヨミ:「激動の時代の中で アズマビト家は変じてきましたが」
「今や銭勘定に浅ましい女狐の汚名が轟く始末と成り果てました…」
そして国を立て直そうとするキヨミ様たち、アズマビト家の現在に繋がります。
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キヨミ・アズマビトの動き
キヨミ様の登場
「進撃の巨人」98話「よかったな」より/諌山創
キヨミ:「お恥ずかしい」
「ワインを着物にこぼしてしまいまして」
「この子の手を借りていましたの」
初めての登場は24巻98話、レベリオで世界の要人を招いたディナーが開かれたときです。
キヨミ様の着物を汚したエルディア人のウドをかばう様子が描かれました。
ヴィリーとの短い挨拶
「進撃の巨人」99話「疾しき影」より/諌山創
「進撃の巨人」99話「疾しき影」より/諌山創
キヨミ:「あらまぁ」
ヴィリー:「…これは これはわざわざ激励に?」
「ようこそアズマビト家の皆様」キヨミ:「お邪魔だったかしらね」
「ごめんなさいね」「少し顔を見に来ただけなの」ヴィリー:「無様な顔でしょう?」「すっかりアガってしまいました」
キヨミ:「あなた方は勇敢です」
「無事にお役目を果たすことを祈っていますよ」ヴィリー:「痛み入ります キヨミ様」
聴衆の面前で演説する直前のヴィリーにキヨミ様が挨拶しに来ました。
「ごめなさいね」とうつ向きぎみに言っているのが印象的です。
またキヨミ様は東洋の一族は「あなた方(タイバー家一族」)のことをよく知っていると言います。
歴史を匂わせる言葉ですね。
巨人大戦の顛末と関係していそうな気もします。
ヴィリーに「無事に」と言っていますが、キヨミ様はこの後エレンたちの奇襲があることを知っていたのでしょう。
パラディ島への初来訪
「進撃の巨人」107話「来客」より/諌山創
「パラディ島にとって唯一の友好国となる」「ヒィズル国」
「その特使として来訪いただいたのは」「キヨミ・アズマビト」
「他国と歴史的に強い結び付きを持つために一国の外交に多大な影響力を持つ」
「彼女は その一族の頭首だ」
ジークとの交渉をした上でパラディ島の近代化に協力すると言ってきました。
しかし本来の目的はパラディ島に眠る資源の獲得であり、近代化は口実だろうと思われます。

「進撃の巨人」108話「正論」より/諌山創
また、108話ではヒィズル国が「『地鳴らし』を頼りに軍事同盟を結ぶことを条約に入れている」ことが明らかになりました。
ヒィズル国にはヒィズル国の苦しい立場があることを想像させますよね。
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