エレン・クルーガー、グリシャ・イェーガー、そしてエレン・イェーガーが継承してきた「進撃の巨人」。
九つの巨人の中でも外れた存在として描かれているように思ったので、進撃の巨人の歴史を考えてみます。
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進撃の巨人は例外的な巨人?

「進撃の巨人」121話「未来の記憶」より/諌山創
121話のグリシャによると、
予てより「進撃の巨人」の継承者は何者にも従うことが無かった
私にはその理由がわかる
と言っています。
個人的にこの発言はかなり重要だと思っていて、それにしてはさらっと流していたなと振り返って思いますね。
そしてエレン、ジーク、そして自分自身であるグリシャがここに、つまりレイス王がいる場に集まったのには目的があるといいます。
すべては王の独善に抗うため…
そう…この時のために
皆がこの記憶に導かれた…
進撃の巨人は未来の継承者の記憶をも覗き見ることができる…
つまり未来を知ることが可能なのだ
エレンたちが時空を飛び越えフリーダ女王のいる場に集まったのは、進撃の巨人だからこそできることであり、目的は王の独善を防ぐためだと。
こう見てみると、
進撃の巨人=独善を防ぐための制御装置
のように見えてきませんか?
九つの巨人が王の手中にあることはワントップ体制を意味するので、物事をスムーズに進めるには適していますが、王が暴走すれば止めるのは難しくなります。
そこで九つの巨人を作り出した人物が考案したのが「進撃の巨人」という制御装置だったという考え方ができるかなと思いました!
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進撃の巨人は誰が作ったのか?
そもそも進撃の巨人は誰が作り出したものなのか?
始祖ユミルの後継者が作り出したものか

「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
始祖ユミルが生きていた時点では、まだ巨人は1体でした(始祖ユミル自身巨人に変化した姿)。
おそらく始祖ユミルが死んだあとに九つの巨人が作られたと考えられます。
3人の娘たちが力を継承したことによってそれぞれが巨人になれるようになったとしても、3体の巨人です。
その後3人の娘達が始祖ユミルと同じように3人の子供を産んだとして、その子供たちに巨人の力を継承させたとするなら、巨人は全部で9体になります。つまりこれが「九つの巨人」です。あくまで予想ですが。
九つの巨人がどのように生まれたのかは今後に注目です!
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進撃の巨人を作るに至った経緯を予想
最初に書いたように進撃の巨人は始祖の巨人をリーダーとするワントップ体制の制御装置として役立っていると見ることができます。そしてそれは現代でけでなく、昔も同じだったのでしょう。
おそらく九つの巨人を作りだした人物も始祖の暴走を恐れて、作ったということかなと。
最初の三人の中に進撃の巨人がいたのかもしれない

「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
始祖ユミルが初めて巨人の力に接触した人間であり、未だにあの木の中で何を体験したのか、その詳細はわかりません。
ただもし彼女が巨人の力に詳しかったとすれば、使うだけでなくその力を制御することも考えるのではないでしょうか?
だとすれば、力を継承する娘たちに何らかのメッセージを伝えたはずです。マリア、ローゼ、シーナの誰かが「進撃の巨人」の能力を持っていたのかもと考えました。
王の暴走を止めるという重要な役割を持つ巨人は最初のうちに作っておく必要があります。始祖ユミルは自分の直接の子孫である娘たちに重要な役割を残したと思われます。

「進撃の巨人」122話「二千年前の君から」より/諌山創
今のエレンと髪型が似ているローゼ当たりに進撃の能力を持たせたのではという予想です!
そういえばルイーゼの髪型にも似ているような…。
思いつきなので、ローゼはまったく関係ないかもですが。
いずれにしても、122話で見た初代フリッツ王の乱暴っぷり、人間が巨人の力を持つと恐ろしいことになると知った始祖ユミルは、それを止めるための仕組みを「進撃の巨人」という形で準備しておいたのだろうなぁ、と。
今後の回想にも注目ですね!
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