進撃の巨人の能力は他の巨人に比べて明かされるのが遅かったですね。
進撃の巨人121話にてようやく明かされましたが、その中でフリーダは進撃の能力を知っていない様子でした。
これはどういうなんでしょうか…?
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始祖の巨人でさえ知らなかった
「進撃の巨人」121話「未来の記憶」より/諌山創
フリーダ:「『進撃の巨人』の特性?」「そんな話は…」
グリシャ:「あなたがそれをご存知ないことも知っている…」
「不戦の契りで始祖の力を完全に扱えないのは 王家と言えどあなたも同じ」
始祖の巨人が九つの巨人すべての能力を把握しているわけではないということがわかりました。
ただ九つの巨人はそれぞれ何かしらの能力もしくは性質を備えているはずなので、本当にフリーダは知らなかったみたいです。
なぜグリシャは知っていたのか?
グリシャが持っていた情報はどこからの流れなのか。誰から聞いたことなのか?息子のエレンはそれを知っていたのだろうか?
グリシャが進撃の巨人を継承したところに秘密がありそうです。
「進撃の巨人」89話「会議」より/諌山創
グリシャ:「ミカサ?」「アルミン?」「誰のことだ?」
クルーガー:「…さぁ?」「わからない」「誰の記憶だろう?」
クルーガーから進撃を受け継ぐとき、クルーガーがミカサとアルミンの名前を口にする、かなり意味深な場面がありました。
これはクルーガーが未来の継承者の記憶、つまりグリシャの記憶を見て発言した言葉に違いないはず。
当時はクルーガーが「わからない」と言っていたので、ここでうやむやになるのかなと思っていたのですが、121話で繋がったんですね。
89話のグリシャとクルーガーの会話シーンでは進撃の巨人の力については何一つ語られていません。これが気づくのが遅れた理由ですね…。
クルーガーは進撃の巨人の「未来の継承者の記憶を見る」能力を知っていたということですよね!?
知っていたからこそ「…さぁ?」「わからない」「誰の記憶だろう?」という「いつものことだよ」みたいな雰囲気を醸し出していたのかな、と(`・ω・´)
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エレンも知っている?

「進撃の巨人」90話「壁の向こう側へ」より/諌山創
エレンは進撃の能力を知っていたからこそ、自分の記憶を見るグリシャの様子を見ても驚かなかったのでしょう。
これは予想ですが、エレンが進撃の能力に気づいたのはヒストリアに触れたときじゃないかと思います。
ヒストリアに触れる
↓
グリシャがレイス一家を殺害したときの記憶を見る
↓
グリシャが未来の継承者(エレン自身)の記憶を信じてレイス家を殺したことを知る
↓
進撃の巨人が持つ能力を初めて知る
おそらくこのような流れになっているのでは、と思っていますがどうでしょう。
いや、それにしてもクルーガーとグリシャの会話はもう一度回想されるんじゃないかな、と思うんですよね。
そのときに「進撃の巨人」の歴史が明かされる気がします。
845年の壁が破壊された夜、グリシャはエレンに注射薬を打ちましたが、あの時はエレンに進撃の能力などは伝えていないはず。
「進撃の巨人」10話「左腕の行方」より/諌山創
グリシャ:「この注射のせいで今からお前に記憶障害が起こる…だから今説明してもダメなんだ…」
ここでグリシャが言いたかったのは、壁の外には人類が存在すること、レベリオ区のエルディア人収容区の存在やそれこそ進撃の能力だったでしょう。
そして進撃の能力に関しては、エレンがヒストリアに触れたのが記憶の開花に繋がったのかな、と。
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なぜ始祖が知らないことまで知っているのか
ここは謎ですね(`・ω・´)
先ほどの121話の場面でグリシャは「あなたがそれをご存知ないことも知っている…」「不戦の契りで始祖の力を完全に扱えないのは 王家と言えどあなたも同じ」と言っていました。
進撃の能力はいいとしても、それ(進撃の能力)をレイス家が知らないことまで知っているとはどういうことなのか!?

「進撃の巨人」88話「進撃の巨人」より/諌山創
やっぱりこれもクルーガーからの流れじゃないでしょうか。
「不戦の契り」の存在も知っていましたから。
進撃の巨人が王家に能力を見抜かれない、というのではなく、あくまでも「不戦の契り」が障害となって進撃の能力を把握できなかったということだと思われるので、そこらへんの仕組みも気になりますね。「『不戦の契り』が始祖保有者にどんな影響を与えたのか」は今後明かされるんじゃないかな、と!
いずれにしてもクルーガーが握っている情報はまだ出尽くしていないはずなので、今後の回想に注目です!
進撃の巨人の特性未来を見る能力をグリシャがフリーダに説明しているシーンで、グリシャの眼鏡が片方反射して目が見えません。眼鏡の奥の目が見えない描写は真意を隠している暗喩がこめられている気がします。未来を見る能力これは半分本当で半分嘘なのではないでしょうか?ジークが解釈した「都合の良い記憶」を過去に送るということが的を射ているのではないかと思います。始祖の力は完璧ではないことをフリーダはわかっているので、その一言によって「自分が知らないだけなのだ」とフリーダにたいしてバイアスをかけることも可能ではないでしょうか。
なるほど。グリシャにも隠したいことがあるようにも見えますね。
今度記事のなかでで考えてみます。